スコアレスドローで終わるかと思われた90分、ダルムシュタットのシリグが決勝点を挙げた - © © imago / Jan Huebner
スコアレスドローで終わるかと思われた90分、ダルムシュタットのシリグが決勝点を挙げた - © © imago / Jan Huebner

フランクフルト開幕連勝ならず。ダルムシュタットのシリグが劇的決勝弾

xwhatsappmailcopy-link

ブンデスリーガ第2節、ダルムシュタットアイントラハト・フランクフルトによる“ヘッセンダービー”が9月10日に行われ、長谷部誠が所属するフランクフルトは0-1で敗れた。長谷部は先発フル出場した。

ダルムシュタット 1-0 フランクフルト

ヘッセンダービーはホームのダルムシュタットが最初のチャンスを迎えた。7分、左サイドを縦に抜け出したベチャックが、フランクフルトのディフェンスラインとGKフラデツキー間にクロス。このボールにFWシップロックが走り込んで足を伸ばしたが、わずかに届かなかった。同じく7分、フランクフルトは右サイドバックのバレラが負傷交代を強いられたが、10分過ぎからは少しずつフランクフルトがペースをつかみ始める。21分には長谷部が自陣深くからドリブルで運んでゴール前の味方へパスを送るが、これは惜しくもDFに阻まれた。フランクフルトは41分にもFWルゴダがゴール目前で相手GKエッサーと1対1になるシーンを迎えたが、シュートはあえなくブロックされ、前半は両チーム無得点のまま終了した。

後半の立ち上がりもフランクフルトがペースをつかみ、ゴール前で待ち受ける相手に対して左右からクロスボールを使って攻め込むが、相手の守備の壁をなかなか崩すことができない。長谷部は前半に続いてボールに触れる回数も多く、中盤のつなぎ役として奮闘したが、決定機に至るパスは出せなかった。78分にはフランクフルトが相手の一瞬の隙を突いて早いリスタートから好機につなげたが、これもゴールを割ることができず。すると、スコアレスドローで終了するかと思われた90分、ダルムシュタットのDFシリグが放ったクロス気味のボールがそのままフランクフルトゴールに吸い込まれ、これが決勝点となった。