ヒートアップする得点王争い
2016/17シーズンのブンデスリーガ得点王争いが、より一層混迷を極めてきた。
第25節終了時点で20ゴール以上を記録しているのは、香川真司が所属するドルトムントのピエールエメリック・オバメヤン、大迫勇也が所属するケルンのアントニー・モデステ、そしてバイエルン・ミュンヘン所属ロベルト・レバンドフスキの3人。半世紀を超えるブンデスリーガの歴史を振り返っても、25試合消化時点で得点ランキング上位3人がいずれも20ゴールに到達していた例はなく、今季は過去に類を見ないほどストライカーたちの活躍が目立つシーズンとなっている。
ピエールエメリック・オバメヤン
- 第25節終了時点で得点ランキング首位。リーグ戦23試合で23得点と驚異的なペースでゴールを挙げている
- 第25節のインゴルシュタット戦で今季6度目の先制点をマーク。また開始15分以内での得点は今季4度目
- ブンデスリーガでのゴールペースは120分に1ゴール。通算25試合以上に出場している選手の中ではゲルト・ミュラー氏(105分に1ゴール)に次いで史上2番目に高いゴール率を誇る。さらに今季に限れば、その得点率は88分に1ゴール
- 今季はこれまで以上に効率的で、シュート3.65本に1点のペースでゴールを量産中。先述のインゴルシュタット戦ではこの試合で放った唯一のシュートを得点に結びつけた
- 一方で得点機を逃すことも多く、ビッグチャンスを逸した数はレバンドフスキと並んでリーグトップの12回を数える
- ブンデスリーガ通算76ゴールのうち、実に75ゴールがペナルティーエリア内でのシュートによるもの。ペナルティーエリア外からの唯一の得点は、2013年11月に決めた直接FK