第16節の注目カード(4)バイエルン対ライプツィヒ
今年最後のリーグ戦で最大の注目カードが実現した。バイエルン・ミュンヘンとライプツィヒによる天王山。両者はともに勝ち点36で並んでいるが、得失点差でバイエルンが首位の座を維持している。過去最多のリーグ制覇を誇るバイエルンと、ブンデスリーガ初参戦のライプツィヒ。クラブの伝統もチーム構成も対照的な両者がぶつかり合う首位攻防戦は果たしてどちらに軍配が上がるか。
対戦トリビア
・ライプツィヒは昇格組として過去最高の成績を残している(勝ち点ではカイザースラウテルンと並んでいるが、得失点差でライプツィヒが上回る)
・第15節終了時点で勝ち点36を積み上げたチームは過去に15あるが、そのうち12チームは最終的にマイスターシャーレを手にしている。それ以外の3チームも2チームが2位、1チームが4位。バイエルンとライプツィヒの来季の欧州チャンピオンズリーグ出場はほぼ確実と言える
・今季ホームで最高成績(6勝2分け)を誇るバイエルンが、アウェーで最高成績(5勝2分け1敗)誇るライプツィヒを迎え撃つ
・チーム平均年齢はバイエルンが27.9歳とリーグで最も高いのに対し、ライプツィヒは24.1歳と最も若い
・ライプツィヒのラルフ・ハーゼンヒュットル監督は、決戦の地ミュンヘンで節目のブンデスリーガ通算50試合目を迎える
・バイエルンのロベルト・レバンドフスキはブンデスリーガ18クラブのうち17クラブからゴールを奪っており、ライプツィヒからゴールを決めれば完全制覇となる
・ライプツィヒのティモ・ウェアナーは今季のリーグ戦でドイツ人選手最多の9ゴールを挙げている。また、9ゴールはシュトゥットガルト在籍時の2シーズンで記録した合計に並ぶ得点数
歴史的なデータ
・両チームは公式戦初対決。ブンデスリーガでは902通り目の対戦カード
・バイエルンにとってライプツィヒはリーグ戦通算53チーム目の対戦相手
・バイエルンはこれまでに対戦した全52チームから白星を挙げているだけでなく、すべてのチームから少なくとも3ゴール以上を奪っている
・バイエルンのヨシュア・キミッヒはライプツィヒでプロデビュー。3部リーグ通算26試合(1ゴール4アシスト)、2部リーグ通算27試合(2ゴール4アシスト)に出場し、2013/14シーズンには2部昇格も経験している
・ライプツィヒのベンノ・シュミッツはミュンヘンで生まれ、バイエルンユースで育った選手。ペップ・グアルディオラ前監督時代の2014年4月にブンデスリーガでベンチ入りを果たしたこともある
・ハーゼンヒュットル監督は2002年から2004年までバイエルンに所属していたが、戦いの場はセカンドチームに限られ、ブンデスリーガでは一度もベンチメンバーに入れなかった
・ライプツィヒにはバイエルンと対戦経験がある選手が7人いるが、勝利を経験しているのはシャルケに在籍していたキリアコス・パパドプロスのみ。バイエルンからゴールを奪ったことがある選手は一人もいない
予想ラインナップ
バイエルン(4ー2ー3ー1)
ノイアー、ラーム、ハビ・マルティネス、フメルス、アラバ;ビダル、ティアゴ;ロッベン、ミュラー、リベリ;レバンドフスキ
ライプツィヒ(4ー4ー2)
グラシ;シュミッツ、イルサンカー、オーバン、ベルナルド;ザビッツァー、カイザー、デメ、フォースベルク;ウェアナー、パウルゼン