シャルケに7年在籍した内田だが、本格的な復帰に向けて心機一転、ウニオン・ベルリンへ移籍する
シャルケに7年在籍した内田だが、本格的な復帰に向けて心機一転、ウニオン・ベルリンへ移籍する

内田、2部のウニオン・ベルリンへ移籍

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シャルケは8月21日、DF内田篤人(29)がブンデスリーガ2部のウニオン・ベルリンに移籍することを発表した。契約は2018年6月末まで。新しい背番号は2に決定している。

内田は2010年7月、鹿島アントラーズからシャルケに加入。右サイドバックとして、ブンデスリーガ104試合、ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)8試合、欧州チャンピオンズリーグ(CL)29試合、欧州リーグ(EL)9試合に出場。1年目の2010/11シーズンにはDFB杯で優勝を果たした。

シャルケ在籍7シーズン、ドイツ人ファンからも「ウッシー」の愛称で親しまれた内田だが、2015年6月に右ひざの手術を受けてからは、過去2シーズンでブンデスリーガの出場はなく、公式戦は昨年12月のEL(グループステージ、ザルツブルク戦)での約10分の出場にとどまっている。それでもこの夏のテストマッチでフル出場を果たすなど、本格的な復帰に向けて前進していた。

シャルケのクリスティアン・ハイデルSDは、「内田が我々の元を訪れ、移籍の希望の話が出ました。長期に及んだ離脱の後、彼にとっては実戦が重要だからです」と今回の移籍の経緯を説明。「我々にとっては苦渋の決断でした。しかし、彼が再び長い時間プレーをすることを妨げたくはなかった」と複雑な心境を明かした。

また、「シャルケはアツトに心から感謝しています。彼はクラブのために常に100%の力を出してくれた。ウニオン・ベルリンでの成功、そして彼のご多幸を祈ります。もちろん、シャルケファンとのお別れの場も用意するつもりです」とサポーターに愛された内田への思いを述べた。

内田のシャルケでの歩みを振り返る写真はこちらから