今週の日本人選手まとめ(2)
2月のクラブ月間最優秀選手に輝く
大迫勇也(ケルン)
前節は首位バイエルン・ミュンヘンに0ー3で敗れて今季ホーム初黒星を喫したが、大迫は随所で積極性を発揮。GKマヌエル・ノイアーのファインセーブもあってゴールとはならなかったものの、ケルンのチャンスの場面には常に大迫が絡んでいた。
3月8日には今季2度目となるクラブ月間最優秀選手賞を受賞。シャルケ戦でのアシスト、ライプツィヒ戦でのゴールとコンスタントな活躍が評価されたようだ。
今節のインゴルシュタット戦も大迫はもちろん2トップの一角で先発予想。下位チームとの対戦をしっかりとモノにするとともに、ゴール量産体勢に入りたい。
大迫の今季成績(第23節終了時点)
出場:23試合(先発:22) 出場時間:1837分
得点:5 アシスト:4 警告:3
全体練習に参加。実戦復帰はもう間もなく?
内田篤人(シャルケ)
昨年12月の欧州リーグ(EL)で戦列復帰を果たしたものの、ウィンターブレーク中に内転筋を痛めて再離脱。2月中旬までは別メニューでの調整が続いていた。それでもチーム練習に合流してからはコンディションも上向き。3月6日のトレーニングではチームメイトとともにすべてのメニューをこなした。リーグ戦でのベンチ入りはもう間もなくだろう。
内田の今季成績(第23節終了時点)
出場:0試合(先発:0) 出場時間:0分
得点:0 アシスト:0 警告:0
インパクトあるプレーで現状打破を
宇佐美貴史(アウクスブルク)
チームはインゴルシュタットに逆転勝ちを収めた第22節に続き、第23節も2位ライプツィヒ相手に2ー2のドローと上々の結果を残した。しかし、その2試合における宇佐美の出場機会はゼロ。依然として苦しい状況が続いている。
前節のライプツィヒ戦ではクラブ史上最年少デビューを飾ったケビン・ダンソや、鮮やかな同点弾を決めたコンスタンティノス・スタフィリディスが話題をさらったが、今の宇佐美に必要なのは彼らのようなインパクトある活躍。限られた時間の中でインパクトを残し、現状を打破できるか。
宇佐美の今季成績(第23節終了時点)
出場:8試合(先発:3) 出場時間:298分
得点:0 アシスト:0 警告:0
“休養”を経て再び残留争いのピッチへ
酒井高徳(ハンブルガーSV)
前節はヘルタ・ベルリンに1ー0の完封勝利を収め、バイエルンに0ー8で大敗した前々節の悪い流れを払拭した。しかし、酒井はまさかの先発落ち。累積警告による出場停止を除けば、キャプテンに就任して以来初、リーグ戦14試合ぶりのベンチスタートとなった。
ただし、先発メンバー落ちの理由は戦術的なものではない。ヘルタ戦後にはマーク・ギスドル監督も「酒井はほとんどの試合に出ていて疲労が蓄積していた」と説明している。実際、今節のメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)では先発復帰が濃厚。ハンブルクは再び酒井を先頭に残留争いのピッチに立つ。
酒井の今季成績(第23節終了時点)
出場:22試合(先発:19) 出場時間:1772分
得点:1 アシスト:2 警告:5