入れ替え戦、過去の激闘をプレイバック
2016/17シーズンのブンデスリーガ入れ替え戦ファーストレグが5月25日に行われ、ブンデスリーガ16位ウォルフスブルクは本拠地で同2部3位ブラウンシュバイクと対戦し、1ー0で勝利した。両クラブの命運をかけたセカンドレグは同29日にブラウンシュバイクのホームで行われる。
【2015/16シーズン:フランクフルト対ニュルンベルク】
入れ替え戦というシステムは、1981/82シーズンから10季連続で導入されていたが、1990/91シーズンを最後に中断。以降はブンデスリーガ16位以下の3クラブが自動降格、同2部3位以上が自動昇格となっていた。しかし2008/09シーズンから再導入され、現在もレギュラーシーズン終了後にホーム&アウェー2試合の熱戦が繰り広げられている。
今回は、過去に行われた18回の入れ替え戦のうち、特に話題をさらった5試合について、下記に紹介していく。
1stレグ:アイントラハト・フランクフルト 1ー1 ニュルンベルク
2ndレグ:ニュルンベルク 0ー1 アイントラハト・フランクフルト
最終節ブレーメン戦に敗れ16位となってしまったアイントラハト・フランクフルトでは、入れ替え戦ファーストレグの前日、チームキャプテンのマーコ・ルスが腫瘍を患っていることが発覚。だが守備の大黒柱は手術を延期し、本拠地のピッチに立つことを決断した。前半終了間際、皮肉にもそのルスのオウンゴールにより先制点を許してしまうフランクフルトだったが、後半に同点ゴールを奪い、1ー1のドローで終戦。そしてニュルンベルクホームで行われた第2戦、フランクフルトは68分にハリス・セフェロビッチが挙げた得点を守り抜き、入院中のルスにブンデスリーガ残留の吉報を届けることができた。