フランクフルトは第12節を終えて勝ち点24の4位。堂々上位争いを演じている - © © gettyimages / Alex Grimm
フランクフルトは第12節を終えて勝ち点24の4位。堂々上位争いを演じている - © © gettyimages / Alex Grimm

今、フランクフルトが強い!

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勝ち点21位で並んでいた3位ドルトムントとの直接対決を制し、7位から一気に4位へと浮上したアイントラハト・フランクフルト。総得点の差で3位の座こそヘルタ・ベルリンに譲ったが、トップ3は手を伸ばせば届くところにある。ニコ・コバチ監督は選手たちを誇らしく感じ、それを選手にも伝えているという。

多国籍からなるメンバーをスピード感と効率的なプレー、規律とチームワークでまとめ上げたコバチ監督。「現時点での順位でしかない」と慎重な姿勢を崩さないが、昨季は昇降格プレーオフの末に何とか残留にこぎつけたチームが5カ月後の今は高揚感に浸っている。左サイドバックのバスティアン・オチプカは「あっという間に物事は変わっていくということさ。3、4年前はそうやって欧州リーグの出場権に手が届いた」と、生まれ変わったチームに自信をのぞかせる。

コバチ監督を始めとするコーチングスタッフは、チームの規律と勝利への強い意志を称えつつも、「全員が理性を失わないようにしなければいけない。誰かが舞い上がりやしないか、すでに気をつけているよ」と厳しい目を光らせる。そんな中で、指揮官がとりわけ誇らしく感じているのが、劣勢でも諦めないチームのメンタリティーだ。

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