シャルケ対ドルトムントの激闘再び。5試合ぶりの決着なるか?
「プレッツェルを買いに行った店でもガソリンスタンドでも、話題はダービーのことばかりだった」。シャルケのGKラルフ・フェアマンの言葉どおり、ルール地方の人々の関心は4月15日に行われるシャルケ対ドルトムントのルール・ダービーに集まっている。
今季第13節に行われた前回のルール・ダービーは4ー4という誰も予想できない結末を迎えた。あの時の興奮がいまだ覚めやらぬサポーターたちは、フェルティンズ・アレーナで行われる今季2度目のダービーのキックオフを、スタジアムやお気に入りのバー、リビングのソファーで心待ちにしている。
11月のダービーの結果は選手とサポーターに感情の爆発をもたらしたが、どちらのユニフォームを着ていたかで「興奮」と「失望」に明暗が分かれた。試合終了後、ドルトムントのGKローマン・バイデンフェラーは「恥ずかしいと思いながらピッチを去った」と正直な気持ちを語った。ドルトムントは前半25分までに4ー0の大量リードを奪いながら、後半に崩れて同点に追いつかれてしまったのだ。
一方、シャルケのMFナビル・ベンタレブは率直に次のように話した。「最初に思ったのは僕らは歴史を作ったということだ!」。ケガの影響でこの試合を欠場し、スタンドから見ていた選手のコメントとは思えない興奮ぶりだ。