ブンデスリーガ通算91回目のルールダービーは25日23時30分(日本時間)キックオフ! - © © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA
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ルールダービー、激闘の歴史

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ドイツで最もエキサイティングな一戦、“ダービーの母”とも呼ばれるルールダービーが11月25日にジグナル・イドゥナ・パークで行われる。公式戦151戦目、ブンデスリーガ91戦目となるドルトムントとシャルケの直接対決は果たしてどのような結末を迎えるのだろうか。

90年以上も続くライバル関係はシャルケ優勢でスタート

ドルトムントとシャルケが初めて相まみえたのは90年以上も前の1925年5月のこと。ルール地方の大会で初めて顔を合わせ、その時はシャルケが4ー2で勝利した。初対決からしばらくはシャルケ優勢の時代が続き、ドルトムントはシャルケ戦の初勝利を1943年11月まで待たねばならなかった。両チームはこの間、4つの親善試合を含む21試合を戦っているが、そのうち20試合はシャルケに軍配が上がった。当時のシャルケは押しも押されもせぬドイツサッカー界のトップクラブで、ドイツ王者にも6度輝いている。

公式戦の通算対戦成績でもシャルケが58勝41分け51敗と勝ち越しているが、シャルケがライバルをリードしていたのはもっぱら初期の頃。ドルトムントの初勝利を境に両者の力関係は逆転し、1943年以降に限ればドルトムントの51勝に対してシャルケは38勝にとどまる。

戦後は当時のルール地方で最高峰だった「オーバーリーガ西地区」で火花を散らし、ケルンらとともにドイツ国内選手権の出場権を争っていた。その中でドルトムントは1956年、57年、63年とドイツ王者に3度輝いているが、一方のシャルケが頂点に立ったのは1958年の一度だけだ。

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