遅咲きの26歳、ハルステンベアクがドイツ代表デビュー
ライプツィヒのDFマーセル・ハルステンベアクが、11月10日に行われたイングランドとの親善試合でドイツ代表デビューを飾った。わずか2年前までごく限られた人にしか名前を知られていなかった26歳は、どのようにしてドイツ代表選手にまで上り詰めたのだろうか?
複数のポジションを経験してたどり着いた“居場所”
ハルステンベアクは今でこそライプツィヒ不動の左サイドバックとして活躍しているが、ユース時代はストライカーとして、その後は長らくセンターバックとしてプレーしていたという。そんなレフティーにとっての転機となったのがドルトムントのセカンドチーム在籍時、ダビド・ワーグナー監督との出会いがハルステンベアクのその後のキャリアを大きく左右する。
現在、プレミアリーグ(イングランド)のハダースフィールドを指揮するワーグナー氏は2011年から2年間、ドルトムントのセカンドチームを指揮。そこで、ハルステンベアクの才能を見いだし、彼をサイドプレーヤーにコンバートしたという。
このコンバートをきっかけに力をつけたハルステンベアクは、ザンクト・パウリ(2部)を経て2015年にライプツィヒに加入。ブンデスリーガ初昇格、さらにはブンデスリーガでの大躍進と、この2年間で急成長を遂げたチームで中心的な役割を担った。