バイエルンとの“デア・クラシカー”で孤軍奮闘の活躍を見せたプリシッチ - © © gettyimages
バイエルンとの“デア・クラシカー”で孤軍奮闘の活躍を見せたプリシッチ - © © gettyimages

メッシと比較される才能

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今年9月に19歳になったばかりのクリスティアン・プリシッチが、その短いキャリアの中でリオネル・メッシと比較されたのは一度や二度ではない。若くしてドルトムントの主力を担うプリシッチは今季、すでに86回のドリブルを記録。これは113回のメッシ(バルセロナ/スペイン)、96回のネイマール(パリ・サンジェルマン/フランス)に次いで欧州5大リーグで堂々3位の成績だ。

“デア・クラシカー”のベストプレーヤー

ドリブルによる単独突破はプリシッチが最も好むプレーの一つだが、そうしたプレーはバイエルン・ミュンヘンとの大一番、11月3日の“デア・クラシカー”でもたびたび見られた。試合は1ー3でドルトムントの完敗に終わったが、プリシッチはマッチアップしたヨシュア・キミッヒと互角以上のバトルを展開。ペーター・ボス監督は試合後、「ウチのベストプレーヤーは間違いなくプリシッチだった。信じられないようなパフォーマンスをしてくれた」と称えた。

マテウス氏は将来的なバイエルン移籍を予言

ドイツサッカー界のレジェンド、ローター・マテウス氏は、プリシッチが将来的にロベルト・レバンドフスキやマッツ・フメルスと同じ道を歩むだろうと予想する。「バイエルンがアリエン・ロッベンやフランク・リベリの後継者を探すのであれば、プリシッチの獲得に動かなければいけない。彼は19歳にしてその才能がある」

今季の成績は公式戦16試合に出場して3ゴール1アシスト。17試合で16ゴール5アシストのメッシにはまだまだ及ばないが、10代にしてメッシの比較対象になるだけでも十分な快挙だ。プリシッチが世界トップへの道を着実に進んでいることは間違いない。

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