マインツ新監督、シュワルツの素顔
武藤嘉紀が所属するマインツは5月31日、今季限りで退任したマーティン・シュミットの後任として、サンドロ・シュワルツ(38)の新監督就任を発表した。契約は2020年6月30日までとなる。
マインツ生まれのシュワルツはマインツのユースで育ち、1998年にトップチームに昇格。2003/04シーズンにはユルゲン・クロップ監督の下でクラブ史上初のブンデスリーガ昇格を果たしている。現役引退後はビスバーデンで指導者としての道を歩み始め、2013/14シーズンにマインツUー19チームの監督に就任。2015年2月からはシュミット前監督の後任としてUー23チームを率いていた。
生粋の“マインツァー”としてチームの再建を託されたシュワルツは、31日の就任会見で次のように話している。「とても感慨深い瞬間を迎えている。故郷のチームでブンデスリーガの指揮官としてこの場にいることを大変光栄に思う」
同席したルーウェン・シュレーダーSDは、「ユースアカデミーからトップチームへの昇格は決して既定路線ではない。サンドロは何年にもわたってこのチャンスをつかむべく仕事をしてきたし、それを受けるにふさわしい。戦術面での手腕はもちろん、マインツらしさを体現してくれると思う」と指揮官の資質を見込んでの抜擢であったことを強調した。