武藤は70分から途中出場したが得点に絡むことはできなかった - © © imago / Jan Huebner
武藤は70分から途中出場したが得点に絡むことはできなかった - © © imago / Jan Huebner

マインツ5試合ぶり白星、武藤と宇佐美は途中出場

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2月10日、ブンデスリーガ第20節初日が行われ、武藤嘉紀が所属するマインツは本拠地で宇佐美貴史のアウクスブルクと対戦し、2ー0で勝利した。武藤と宇佐美はともにベンチスタートで、武藤は70分に、宇佐美は90分にそれぞれ途中出場を果たしている。

マインツ 2ー0 アウクスブルク

静かな立ち上がりだったが14分、アウクスブルクのボバディアが、この試合最初のチャンスを迎える。遠めからのボレーシュートはジャストミートで枠を捉えたが、マインツGKレッスルが正面でキャッチした。

その後はマインツの優勢が続く。コルドバと新10番ボージャンを中心にチャンスを量産。21分にはボージャンがタイミング良くDFラインの裏で縦パスを引き出して折り返し、ニアサイドのコルドバへ送ったが、これはアウクスブルクDFが応対し難を逃れた。

すると31分、アウクスブルクのCKをクリアしたマインツがカウンター。右サイドで加速したグバミンから逆サイドのコルドバへ浮き球でつなぐと、コルドバが頭でGKヒッツとDFの間に絶妙のボールを送る。そして走り込んだオストゥナリが、ヘディングでネットへ押し込み、マインツが先制点を奪った。

後半開始と同時にアウクスブルクのバウム監督は2枚の交代カードを切り、左SBのマックスを中盤に上げるなど、メンバーの配置を変更する。

しかしチャンスを作り出したのは58分のマインツだった。コルドバがロングボールに抜け出し、GKヒッツの頭を越すシュートを放ったが、ここでヒッツがコルドバを倒してしまい、PKを獲得。これを62分にサンペリオが難なく沈め、マインツのリードは2点に広がった。

マインツの武藤は70分に投入されると、相手からボールを奪って攻撃の起点になるなど、軽快な動きを見せた。77分にはコルドバの突破に合わせてゴール前へ入る。ボールが出れば決定的な場面だったが、コルドバはシュートを選択してしまった。

90分、宇佐美が呼ばれ2試合ぶりのピッチへ。宇佐美は最初のボールタッチで相手に囲まれながら前線につなぐなど、巧みなボールコントロールを見せたが、それ以外に目立ったシーンはなく、このままマインツが完封勝利を飾った。

【得点】

マインツ:オストゥナリ(31分)、サンペリオ(62分)
アウクスブルク:なし

【ラインナップ】

マインツ(4ー2ー3ー1)
レッスル;ドナティ、ベル、ラマーリョ、ブロジンスキ;グバミン、ラッツァ;オストゥナリ、ボージャン(70分 武藤)、サンペリオ(90+1分 デブラシス);コルドバ(90+5分 セイデル)

アウクスブルク(4ー2ー3ー1)
ヒッツ;フェアハーク、ゴーウェレーウ、ヒンテレッガー、マックス(90分 宇佐美);リーダー、バイヤー;シュミード(46分 タイグル)、チ・ドンウォン(46分 アルティントップ)、スタフィリディス;ボバディア