ボージャン「早くチームに溶け込めるように」
この冬、ブンデスリーガに新たなビッグネームが加入した。マインツがイングランドのストーク・シティからボージャン・クルキッチ(26歳)を今季終了までの期限付きで獲得。ボージャンには今冬にウォルフスブルクへ去ったユヌス・マリの穴埋めが期待されている。
マインツのマーティン・シュミット監督は「チームにないものをもたらしてくれる選手。誰もが『マインツが突然ビッグネームを獲得した!』と思ったことだろう」と新戦力の到着を歓迎。ルーベン・シュレーダーSDも、バルセロナで育ち、10代でブレークしたボージャンのスター性に期待を寄せる。
「彼は輝きを放てる選手。そんな有名なプレーヤーがマインツを選んでくれたことをうれしく思う。経験豊富で違いを生み出せる選手だ。もちろん一人で勝てるものではないがね」
セルビア人の父とスペイン人の母を持つボージャンは、バルサの下部組織“ラ・マシア”の出身で、17歳の時にトップチームデビュー。2011年に同クラブを退団するまで、公式戦164試合に出場して41ゴール17アシストを記録している。その後はローマ、ACミラン(ともにイタリア)、アヤックス(オランダ)などを渡り歩き、2014年からストークでプレーしていた。
1月29日、新たなチームメートとともにドルトムント戦を観戦したボージャンは、翌30日に入団会見に臨み、新天地での豊富を語った。
——新天地のマインツについて
ボージャン ブンデスリーガでプレーできることをクラブに感謝したい。何より大事なのは1日でも早くチームに溶け込み、できるだけ早くチームメートと理解し合えるようにすることだ。
——ドルトムント戦でのスタジアムの雰囲気は?
ボージャン スアジアムで過ごせたのは素晴らしい経験だった。ファンもとてもいいね。マインツはいいチームだ。ここでプレーするのが楽しみだよ。
——新しいチームへの適応について
ボージャン 暮らす国や所属クラブを変えるというのは常に難しいことだから、大変なこともあるかもしれない。でも自分にとってはいい経験になるだろうし、楽観的に考えている。
——周囲からの高い期待について
ボージャン 普通の選手でありたいと思っている。ピッチ外ではなくピッチの上でクラブやチームを助けたい。
——マインツでの目標は?
ボージャン 最初から5歩進もうなんていうのは間違いだ。1試合1試合考えながらしっかり練習し、チームとして常に成長していけるようにしたい。それでシーズンの最後にどこまでいけるか見てみよう。