コロジエチャクはセビージャ在籍時にボルシアMGと対戦したことがある - © © gettyimages / Dennis Grombkowski
コロジエチャクはセビージャ在籍時にボルシアMGと対戦したことがある - © © gettyimages / Dennis Grombkowski

「セビージャでの経験を生かしたい」

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不振にあえぐメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)は、ウィンターブレークの補強第1号としてセビージャ(スペイン)からDFティモテ・コロジエチャクを獲得した。ボルシアMGと2021年6月末までの契約を交わした25歳のフランス人選手を紹介する。

欧州リーグを2度制覇

「セビージャでは名前を正しく発音してもらえなかったそうだよ」。入団会見の席上でスポーツディレクターのマックス・エーベル氏はそう言って笑った。コロジエチャクはポーランド出身の父と、カリブ海に浮かぶ島マルティニーク出身の母を持ち、1991年10月1日にフランス北部のアビオンで生まれた。その名字の発音の難しさから“コロ”のニックネームがついたが、こちらのほうがはるかに呼びやすい。

コロジエチャクは25歳という若さながら、すでにいくつかのタイトルを手にしている。セビージャでは2015年、2016年に欧州リーグ(EL)連覇を達成。代表でもフランス代表の一員として2010年にU-19欧州選手権優勝を果たしている。

ランスのユースで育ったコロジエチャクは2008年にリヨンに移籍。17歳でリーグ戦デビューを果たすと、2012年にはニースへ移籍してリーグ戦71試合に出場した。フランス1部リーグでは通算83試合に出場して4ゴール。2014年にはセビージャへ移籍し、着実にキャリアアップの道を歩んできた。

セビージャでは主にセンターバックを任され、2014/15シーズンはリーグ戦18試合に出場。左サイドバックもこなせることから、よりその価値は高まっていった。ELでは一昨季のドニプロ(ウクライナ)との決勝戦でフル出場を果たし、昨季のリバプール(イングランド)とのファイナルでも途中からピッチに立った。そして、一昨季のEL、昨季のチャンピオンズリーグ(CL)とボルシアMG戦にも出場している。

- © gettyimages / Gonzalo Arroyo Moreno