ヘアマンは金星を逃したことを悔やみながらも、試合内容には手応えを得た様子 - © © gettyimages / Dean Mouhtaropoulos
ヘアマンは金星を逃したことを悔やみながらも、試合内容には手応えを得た様子 - © © gettyimages / Dean Mouhtaropoulos

ヘアマン「僕らはもっと注意を払い、うまく守るべきだった」

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9月28日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第2節が行われ、メンヘングラートバッハ(ボルシアMG)がホームでバルセロナ(スペイン)と対戦した。

ボルシアMGは34分にトルガン・アザールのゴールで先制したものの、65分にアルダ・トゥラン、74分にはジェラール・ピケに得点を許して大金星を逃した。これでグループステージ2試合を終えて勝ち点ゼロとなり、グループCの最下位に転落。80分から途中出場したパトリック・ヘアマンは、「もっとしっかり守るべきだった」と、バルセロナの強力攻撃陣相手に守備で綻びが出たことを悔やんだ。

――バルセロナ相手に大健闘しましたが、1-2で敗れました。この試合をどう評価しますか?

ヘアマン 前半は両チームともに攻める展開だった。バルセロナが何回か好機を作ったけど、僕らも互角に戦って先にチャンスを生かした。だからこそ、試合に負けたことが悔しいよ。バルセロナが相手だったことを考えると、先制していい試合運びができていたのに負けたというのはとりわけつらい結果だ。

――非常に勇気ある試合の入り方でしたが、相手に名前負けするということはなかったのでしょうか?

ヘアマン バルセロナ相手に引いて守って、カウンター狙いでいくのは間違った戦い方だと思う。前半から相手と対等にやることを目指した。すべてうまくいったわけではないけど、内容は良かったし、先制点も労せずに得たものじゃない。自分がボルシア・パークで見た試合の中では一番の試合だった。鳥肌が立って、何とも言えない素晴らしさだった。

――勝ちきれなかった原因は?

ヘアマン 後半、バルセロナが反撃に出て押し込んでくることは分かっていた。僕らが消耗する一方で、バルセロナはうまくボールを動かしていたからね。けれど僕らはもっと注意を払い、うまく守るべきだった。特にCKからの2点目はもっと警戒すべきだったと思う。

――後半開始直後のラファエルの負傷交代も響いたのでは?

ヘアマン 前半のラファエルの動きは群を抜いていて、プレーのほぼすべてがハマっていた。あれだけのプレーを見せながら負傷交代というのは、ものすごくつらいはずだ。チームにとっても非常に痛かったよ。けれど、さっきも言ったように、もっとしっかり守るべきだったんだ。

――昨季はユベントス(イタリア)に1-1で引き分け、マンチェスター・シティ(イングランド)に善戦するゲームもありました。そして今回もバルセロナにあと一歩のところで敗れました。ビッグクラブ相手に健闘するものの、なかなか勝利に手が届きません。

ヘアマン そのとおりだね。試合終了後にそのことを考えていた。自分にとってCL初出場となった昨年のシティ戦もそうだった。文句のつけようのない試合をしておきながら、結局は1-2で負けてしまったんだ。最後のところで、あと一歩が足りない。もしかしたら経験の部分なのかもしれない。相手は世界トップレベルのチームで、僕らを後方へと追い込み、その中のどこかでスペースを見つけていった。

――自分自身のプレーについては?

ヘアマン とても良かったと思う。軽いケガでまた戦列を離れることになったけど、その時間は意味のあるものだった。バルセロナとの試合なんて、そうそうあるものじゃない。自分にとって素晴らしい経験だった。

――この後はセルティックとの2連戦が続きます。欧州カップ戦の生き残りを懸けた一戦になりますね。

ヘアマン 抽選の段階でこうなるんじゃないかということはある程度分かっていた。セルティックが3-3の引き分けで勝ち点を取ったのに対し、自分たちはあと一歩のところで勝ち点を逃したのはとても悔しいよ。

――週末のシャルケ戦に向けて収穫はありますか?

ヘアマン バルセロナ相手に悪い内容ではなかったし、やれるということを見せられたと思う。ブンデスリーガでもここまではしっかり結果を残してきている。それを継続してシャルケ戦も勝ちにいきたい。