ホッフェンハイム成功の理由

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若き新鋭ユリアン・ナーゲルスマン監督率いるホッフェンハイムは、昨季ブンデスリーガで成功を収めたクラブの1つ。なぜ彼らが初の欧州カップ戦出場権を獲得できたのか、その理由のうち重要なポイントを、当サイト英語版が動画でまとめている。

【オフェンス】

    基本フォーメーションは3ー1ー4ー2。原則的には前線の2人と2列目の4人の2ラインを敷き、縦と横に幅をもたせながら攻撃を構築する
    ワーグナーとクラマリッチの2トップは相性抜群で決定力も高い。前者は11ゴール、後者は12ゴールを決めた
    キーマンはワーグナー。恵まれた体格を生かしてボールをキープし、味方のスペースを作り出す
    ポゼッションとカウンターを織り交ぜた攻撃を展開。昨季の平均ボール支配率は54%を誇りながら、“Z型”のシンプルなパスワークで瞬く間にスペースへボールを運んでいく
    ペナルティーエリア外からのゴールは「13」で、ブンデスリーガ全18クラブ中最多

【ディフェンス】

    ズューレ、フォークト、ヒュープナーの3人で最終ラインを固定したことで、試合を重ねるごとに連携はアップした
    シーズンを通してフレキシブルな守備を披露。最終ラインの一人がサイドに釣り出された場合、別の選手が中央の空いたスペースを埋めることを徹底する
    深く攻め込まれた際には3バックから5バックへシフト。後方に人数を割き、特に中央はボランチも組み込んで、より厚い守備を形成する
    昨季、相手に許したヘディングゴールはわずかに2点。空中戦の強さは特筆に値する
    ポイントは3バック中央に構えるフォークトの存在。元々はボランチだったため、守備面だけでなく、ビルドアップの起点としても機能した

【指揮官】

    ブンデスリーガ史上最年少の28歳で監督に就任
    交代出場した選手のゴール数は全18クラブ中トップの「13」
    他のクラブのどの監督よりも交代カードを切るのが早い
    ナーゲルスマン監督の就任後、ホッフェンハイムの1試合平均勝ち点は「1.8」に上昇。ブンデスリーガ昇格後では、同クラブの過去最高成績