武藤「いい感じでアシストになりました」
ブンデスリーガ第32節最終日が4月29日に行われ、武藤嘉紀が所属するマインツは本拠地でライプツィヒに3ー0で完封勝利し、残留に向けて前進した。武藤は10試合ぶりに先発し、先制点につながるPKを獲得。また、チーム2点目をアシストした。試合後、フル出場した同選手がインタビューに応じた。
ーー勝利、おめでとうございます。
武藤 今日の勝ち点3は自分自身にとっても、チームにとっても素晴らしいものなので、とにかく今はうれしい気持ちでいっぱいです。
ーー後半は足がつってしまい、ハードな戦いでしたね。
武藤 暑くて、今日はつるだろうなとは思っていました。久しぶりの90分だったので。
ーー最初から90分出る予定だったのでしょうか?
武藤「70分くらいまででとにかく全部出し切れ」という感じだったのですが、思ったよりも動けていたから、そのまま使われてしまった。「代わらないのかな?」と薄々思っていましたけど、最後までやれたというのは良かった。(足が)つった中でもこうやってやると、さらにコンディションが上がっていくので。
ーー1アシストをマークし、PKも獲得しました。
武藤 PKは(自分で)蹴りたかったですけどね。でもやっぱり、こういう状況で自分勝手にPKを奪ってしまうと、それこそチームにとって良くないので、我慢しました。
ーーアシストした2点目のところは?
武藤 2点目は最初はシュートを打ちにいこうと思いましたが、後ろにも(味方が)見えていて。「どっちにしようかな?」という感じだった。触るか触らないかも迷って、ちょっと当たった感じで(笑)、いい感じでアシストになりました。
ーーその前にはもう足がつっていたのでしょうか?
武藤 (自分は)つってもやれるので。でも、いつもつって10分くらいしたら治るところが、治らなくて、つったままずっと走っていた。そこはコンディションの問題かな。それでもこうやっていいプレーできて、戦えていた。今このチームの状況でアシストできたというのは、本当に重要だし、良かったなと思います。
ーー残留に向けて大きな一歩と言えるでしょうか?
武藤 次の試合もあるので、まだ残留したわけではないので、とにかくドルトムント戦とブレーメン戦、集中していきたいなと思っています。ドルトムントとは難しい試合になりますけど、勝ちに行きたいなと思います。