酒井が率いるハンブルクは昨年11月以来白星がなく、降格危機に陥っている - © © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA
酒井が率いるハンブルクは昨年11月以来白星がなく、降格危機に陥っている - © © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA

ハンブルク酒井「ファンにも申し訳ない」

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ブンデスリーガ第26節が3月10日に行われ、酒井高徳と伊藤達哉が所属するハンブルガーSVはバイエルン・ミュンヘンに0ー6で惨敗した。試合後、キャプテンの酒井が当サイトのインタビューにドイツ語と日本語で応じた。

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 【ドイツ語】

ーー今日の試合を振り返り、いかがでしょうか?

酒井 とてもがっかりしています。でも、僕たちのせいです。自分たちでこの敗戦を招いたと思います。試合開始直後から何もできませんでした。自分自身も最初の失点に絡んでしまい、あの場面はボールを中途半端ではなく、しっかりとクリアするべきでした。2失点目もペナルティーエリア内で危険な選手(レバンドフスキ)をフリーにしてはいけませんでした。もし改善できることがあったとしたならば、2失点、3失点目の後に士気を鼓舞するべきでしたが、それもできませんでした。0ー6も自業自得の結果です。

ーーそれにしてもバイエルンと対戦することは事前に分かっていたわけですし、ボールを奪ってキープしようとすることもできたわけですが......

酒井 もしかしたら、2失点、3失点後に僕たちの集中力が切れた場面があったのかもしれません。 その時に「集中しよう」「2失点したけど、安定させて次の失点は防ごう」など、ピッチ上でチームともっと話すべきでした。でも、それができず、自分たちの士気を上げることもできず、アウェーに来てくれたファンにこのようなパフォーマンスを見せてしまい、申し訳ないです。

ーー特に前線では勇気が見られなかった気がしますが、途中で心が折れてしまったのでしょうか。

酒井 いいえ、僕たちは常に前へ行こうとしています。ただ、仰る通り、勇気が欠けていたのかもしれませんね。前線の人数が少な過ぎました。後ろだけでなく、前に人が必要でしたし、シュートを打たなければバイエルンに勝てないことは分かってました。さまざまなことを想定・分析もして、もしかしたら前線でチャンスがあるかもしれないと思ってましたが、先ほども言ったように勇気が足りず、前で何か少しはできたはずなのに、 後ろに引いてしまいました 。

 【日本語】

 ーー 今日の試合をもう一度、日本語で振り返ってください。

 酒井 今日は立ち上がりで失点してしまい、バイエルンに早く失点してしまったら難しいし、そこで違ったメンタリティーを見せられたらよかったのですが、自分のところで簡単に失点したところもあり、チームとして軌道に乗りにくかったと思います。そのあたりはチームとしてしっかりまた作り直したいし、ホームでまた試合があるので、その試合に向けたいと思います。今日の結果はすごく残念でファンにも申し訳ないですけど、忘れて次の試合に行くしかないので、次の試合も頑張りたいと思います。