長谷部「普通のサッカー選手です」
長谷部誠の所属するアイントラハト・フランクフルトは3月5日、第23節フライブルク戦で1ー2の逆転負けを喫した。これがブンデスリーガ通算235試合目の出場となり、奥寺康彦氏の記録を抜いてブンデスリーガ日本人最多出場記録保持者となった長谷部が試合後、当サイトのインタビューに応じた。インタビューはドイツ語で行われたため、日本語に訳してお伝えする。
——またも敗戦となりました。4連敗の原因は?
長谷部 なかなか言うのは難しいです。今日、僕たちは相手にそれほど多くのチャンスは与えませんでした。2ー1にしたと思ったら、主審は(その前のプレーで)ファウルの判定をしたので・・・・・・。少し運がなかったかなと思います。それでも今後もハードワークしていかないといけません。
——長谷部選手はチームの中で最も経験があり、キャプテンも務めていますし、引っ張っていく立場です。今、選手たちにどんな言葉を掛けますか?
長谷部 若い選手には「顔を上げろ」と言います。それから「引き続きやっていこう」と。僕には確かにたくさんの経験がありますし、日本代表でも100試合以上に出場しています。だから、自分の経験をチームのために生かさないといけませんね。
——この試合でブンデスリーガ通算235試合目となり、日本人選手の最多出場記録をつくりました。これについてはいかがですか?
長谷部 もちろん、とても誇りに思います。でも、僕にとってもっと重要なのはチームの結果です。ですので、少し悲しいです。
——日本では“皇帝”と呼ばれていると聞きましたが。
長谷部 いや、僕は皇帝ではありませんよ。普通のサッカー選手です。