ブンデスリーガの伝統カードをおさらい。開催数トップ5は?
ブンデスリーガ第7節の最注目カードはハンブルガーSVとブレーメンによる通算107回目の“北部ダービー”だろう。伝統クラブ同士が激突するこの一戦は、リーグ史上最も対戦回数が多いカードだが、これに次いで開催数が多いのはどの組み合わせなのか。伝統のダービーマッチを前に、ブンデスリーガにおける開催数トップ5をピックアップ。その対戦を彩ってきた選手たちを紹介する。
ハンブルガーSV対ブレーメン(通算106回)
【通算対戦成績】ハンブルガーSV:34勝|引き分け:34|ブレーメン:38勝
北ドイツの両雄が火花を散らす“北部ダービー”は、何十年にもわたってドイツ中のサッカーファンを熱狂させてきたリーグの歴史そのものである。100を超える対戦の中でも最も印象深いのは、わずか18日間で4度の対戦があった2009年だろう。両チームは4月末からドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)、欧州リーグ(EL)、ブンデスリーガで立て続けに対戦。ブレーメンがDFB杯、ELともに決勝進出を果たし、リーグ戦でも2ー0の勝利を収めた。
記念すべき両チームの初対決は1963年10月12日で、この時はアーノルト・シュッツのハットトリックなどでブレーメンが4ー2で勝利。“北部ダービー”で歴代最多の7ゴールを記録したシュッツ氏はクラブのレジェンドになった。一方、ハンブルク側のダービー得点王は、現在DFBでスポーツディレクターを務めるホルスト・ルベッシュ氏で、こちらも通算7ゴールを挙げている。