シュトゥットガルトは最終節でバイエルンに4ー1白星。シーズン途中までは残留争いに巻き込まれていたものの、最終的に7位でシーズンを終えた - © © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Hangst
シュトゥットガルトは最終節でバイエルンに4ー1白星。シーズン途中までは残留争いに巻き込まれていたものの、最終的に7位でシーズンを終えた - © © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Hangst

2017/18シーズン、あの激闘をもう一度!(後編)

xwhatsappmailcopy-link

約9カ月にわたって行われた2017/18シーズンのブンデスリーガも、5月12日をもって全日程を終了した。そこで当サイト独語版は、今季ドイツ各地で開催されたリーグ戦全306試合の中から、特に印象深い10試合を選定。前編と後編に分け、ハイライト動画を交えながら紹介していく。 ※前編はこちら

【第34節:バイエルン・ミュンヘン1ー4シュトゥットガルト】

マイスターシャーレ(優勝皿)授与式を控えていたバイエルンの機嫌を損ねたのは、一時ブンデスリーガ残留も危ぶまれていたシュトゥットガルトだった。タイフン・コルクト監督の就任後、13試合でわずか1敗しか喫していなかった同クラブは、最終節もバイエルンから大金星。ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)決勝の結果次第では、欧州リーグ(EL)予選の出場も可能となる7位に順位を浮上させ、今シーズンの全日程を終了した。

【第15節:ケルン3ー4フライブルク】

開幕から1度も勝利を挙げられず、最下位に沈んだまま14試合を終えたケルン。雪のため開始が遅れたこのフライブルク戦では、29分までに一挙3得点を奪うなど、ようやく長いトンネルを脱出するかに思われた。だが、前半のうちに1点を返され、後半にはさらに3失点。今シーズンのケルンを象徴するかのような大逆転負けとなってしまった。

【第6節:ドルトムント6ー1メンヘングラートバッハ】

なかなか調子の上がらないバイエルンとは対照的に、ペーター・ボス新監督率いるドルトムントは第5節終了時で4勝1分、13得点0失点という驚異的な開幕スタートを飾っていた。こうして迎えた第6節ボルシアMG戦も、新加入マクシミリアン・フィリップが2ゴール、そしてエースFWピエールエメリック・オバメヤンもハットトリックを記録し、6ー1という今季最多得点での勝利を手にした。

【第31節:ライプツィヒ2ー5ホッフェンハイム】

2000年代以降になって台頭してきた新興クラブ同士の激突は、欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権をめぐる争いでもあった。第30節終了時、ライプツィヒは5位、ホッフェンハイムは6位となっており、CLの切符を手にする4位との勝ち点差は、この時点で4以上離れていたため、どちらにとっても非常に重要な意味を持つ一戦。結果的にホッフェンハイムがライプツィヒに大勝を飾り、入れ替わりで5位に浮上した。

【第17節:ハノーファー4ー4レーバークーゼン】

1年でブンデスリーガに復帰したハノーファーと、昨シーズンの低迷期を過ぎ再び隆盛の兆しが見えてきたレーバークーゼンの一戦は、史上稀に見るシーソーゲームとなった。どちらかが1点を奪えば、相手も1点を奪う――そんな攻防が繰り広げられ、4ー4という大量得点の試合だったものの、90分間を通してスコアに2点差以上の開きが生まれることはなかった。