0ー4から4ー4となった第13節のルール・ダービーは今季前半戦で最も見ごたえのあった試合の1つ - © © imago / Team2
0ー4から4ー4となった第13節のルール・ダービーは今季前半戦で最も見ごたえのあった試合の1つ - © © imago / Team2

2017/18シーズン、あの激闘をもう一度!(前編)

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約9カ月にわたって行われた2017/18シーズンのブンデスリーガも、5月12日をもって全日程を終了した。そこで当サイト独語版は、今季ドイツ各地で開催されたリーグ戦全306試合の中から、特に印象深い10試合を選定。前編と後編に分け、ハイライト動画を交えながら紹介していく。 ※後編はこちら

【第13節:ドルトムント4ー4シャルケ】

第13節にドルトムントの本拠地ジグナル・イドゥナ・パークで開催されたルール・ダービーは、今季前半戦で最も見ごたえのある試合の1つだった。ピエールエメリック・オバメヤンの先制点、ベンジャミン・スタンブリのオウンゴール、マリオ・ゲッツェとラファエル・ゲレーロの追加点もあり、ハーフタイム突入時のスコアは4ー0。このままドルトムントが圧勝を飾るかと思われたが、後半に入るとシャルケが勢いを取り戻し、最後はナルドが劇的なロスタイム同点弾を記録した。

【第34節:ヘルタ・ベルリン2ー6ライプツィヒ】

クラブ史上初のブンデスリーガ昇格ながら快進撃を見せ、欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した昨季のライプツィヒ。それに比べると今シーズンはやや低調だった感も否めないが、最終節でヘルタから大量6得点を奪って勝利し、見事来季の欧州リーグ(EL)へのチケットを手にした。欧州カップ戦デビューから2シーズン連続でのCL、もしくはELの出場は、レーバークーゼン以来となる31年ぶりの出来事。またライプツィヒと並び、ホッフェンハイムもこの快挙(今季はELに出場、来季のCL切符も獲得)を達成している。

【第26節:ドルトムント3ー2アイントラハト・フランクフルト】

来季CL出場を目指す3位と5位の直接対決となったこの試合は、ドルトムントの1点リードで前半を終了。後半に入ると75分にルカ・ヨビッチ、77分にミシー・バチュアイがそれぞれゴールを決め、ロスタイム1分にはダニー・ブルームの得点により再び試合は振り出しに戻った。しかしドラマはこれで終わらず、同4分にバチュアイが値千金の勝ち越し弾を記録。ドルトムントがシーソーゲームを制する結果となった。

【第28節:バイエルン・ミュンヘン6ー0ドルトムント】

第15節終了後にペーター・ボス監督を解任し、ペーター・シュテーガー監督と新たなスタートを切ったドルトムントは、第16節以降無敗を守り続けていた。そして迎えた宿敵バイエルンとの「デア・クラシカー」。優勝をほぼ手中に収めていたバイエルンにひと泡吹かせたかったはずのドルトムントだが、開始5分に先制点を与え、なすすべなく0ー6の完敗に終わってしまった。

【第13節:メンヘングラートバッハ2ー1バイエルン・ミュンヘン】

ユップ・ハインケス監督の電撃復帰から連勝街道をひた走っていたバイエルンも、指揮官の古巣であり、近年苦手としているボルシアMGには苦杯をなめさせられてしまった。ニクラス・ズューレのハンドで与えたPKを39分に決められ、さらに44分にもマティアス・ギンターが追加点。74分にアルトゥーロ・ビダルのゴールで1点を返すのがやっとだった。