フォースベルクは今季19アシストを記録し、同ランキング首位。スコアラーポイントもリーグ3位の成績だった - © © gettyimages / Simon Hofmann
フォースベルクは今季19アシストを記録し、同ランキング首位。スコアラーポイントもリーグ3位の成績だった - © © gettyimages / Simon Hofmann

フォースベルク、ブンデスリーガを代表する10番へ

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ブンデスリーガ初昇格ながら今季リーグ戦準優勝に輝いたライプツィヒを支えたのは、10番を背負うエミル・フォースベルクだった。得点とアシストを合算したスコアラーポイントで彼を上回ったのは、バイエルン・ミュンヘンに所属するロベルト・レバンドフスキと、香川真司のドルトムントで得点王を獲得したピエールエメリック・オバメヤンのみ。しかし、そんな十分すぎる結果を残そうとも、フォースベルクの胸に“慢心”の二文字はない。

フォースベルクは、いわゆるサッカー一家の出身だ。祖父レナート、父レイフもプロ選手としてのキャリアを持ち、フォースベルク自身も含め、3代続いてGIFスンツバル(スウェーデン)でプレー経験がある。しかし同クラブでトップチーム昇格を果たしたフォースベルクは、2013年に祖国の強豪マルメFF(スウェーデン)に移籍し、2015年1月には当時ブンデスリーガ2部に所属していたライプツィヒを新天地に選んだ。ドイツが世界に名だたるサッカー大国であるのは間違いないが、行き先はライプツィヒという2部所属の新興クラブであったため、家族も当初はフォースベルクの決断を懐疑的に見ていたという。しかしそれから2年半が経過した今、彼の判断が間違っていたと考える者は、誰もいない。

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