ドルトムントのファーブレ監督が就任会見
ドルトムントのルシアン・ファーブレ新監督が7月7日に就任会見を行い、新シーズンに向けての抱負を語った。
現在60歳の新指揮官は過去にヘルタ・ベルリンで2年間、メンヘングラートバッハ(ボルシアMG)で4年間指揮を執り、どちらのチームでも成功を収めた。ドルトムント首脳陣はその手腕はもちろん、ファーブレ監督が目指すチームスタイル、そしてチーム全体を発展させる能力に魅力を感じたのだろう。
「私の願いはチームの全員がプレーに関与することだ。GKも含め、得点するための知的な方法を探していきたい。よりピッチの高い位置でプレーしたいし、同時にカウンター攻撃もできなければならない。カウンター攻撃ができないチームは素晴らしいとは言えないからね。ただ、それは1週間や1カ月で完成するものではないし、時間がかかると思う」
会見に同席したハンスヨアヒム・バツケ社長は、クラブには大きな野心があるとしながらも、新シーズンの目標は現実的なものであると説明した。
「非現実的な期待感を抱いて、ルシアンに過剰な重荷を背負わせないことが重要だと考えている。我々には大きな野心があるし、欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権獲得が目標であることは変わらない。しかし、それ以上についてはクラブ内部で話し合っていくことになるだろう」
ファーブレ監督率いるドルトムントは7月20日から25日にかけて米国のシカゴ、シャーロット、ピッツバーグを訪問し、各地でマンチェスター・シティ、リバプール、ベンフィカとプレシーズンマッチを行う。その後はドイツに帰国し、ブンデスリーガ開幕に向けて強度の高いトレーニングをこなす予定だ。