ウォルフスブルク戦でブンデスリーガ初ゴールを挙げたバルトラ - © © gettyimages
ウォルフスブルク戦でブンデスリーガ初ゴールを挙げたバルトラ - © © gettyimages

故郷の犠牲者に捧げるゴール

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8月19日に行われたブンデスリーガ開幕戦でドルトムントはウォルフスブルクに敵地で3ー0の勝利を収めた。この試合ではドルトムントのDFマルク・バルトラがブンデスリーガ初ゴールをマークしたが、彼のゴールセレブレーションに心を動かされた人が多かったはずだ。

バルトラは黒いリストバンドにキスをすると天を見上げ、17日にバルセロナで発生したテロの犠牲者にゴールを捧げた。彼の背景を考えるとこの行為にはなおさら深い意味を感じることができる。バルトラはバルセロナのカタルーニャ地方生まれで、バルセロナの育成組織で出身。また、彼自身も今年4月にドルトムントのチームバスを襲った爆破事件で負傷したテロの被害者でもある。

試合前日、バルトラはSNSを通じて「僕が生まれ育った場所。そして僕が愛している人たちの居場所。犠牲になられた方々の家族を支援します。バルセロナを愛しています」とメッセージを投稿していた。バルトラは昨夏にドルトムントに加入し、昨季はリーグ戦19試合に出場。通算20試合目でのブンデスリーガ初ゴールだった。