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ズューレはリオ五輪で6試合すべてに出場し、チームの銀メダル獲得に貢献した - © © imago
ズューレはリオ五輪で6試合すべてに出場し、チームの銀メダル獲得に貢献した - © © imago

「バイエルンでさらなる成長を」

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2016年にブレイクを果たしたホッフェンハイムのDFニクラス・ズューレは、期待の新星として2017年はさらなる飛躍を誓っている。ホッフェンハイムは今季、かつてないほどの好スタートを切り、ブンデスリーガで無敗をキープ。ユリアン・ナーゲルスマン監督率いるチームで躍進の原動力となったズューレは、21歳の今こそ自らのポテンシャルを開花させ、ステップアップを図るチャンスだと考えている。

若きレコードブレーカー

ホッフェンハイムのアカデミーで育ったズューレは、2013年5月にクラブ史上最年少でトップチームデビューを果たすと、すぐにレギュラーに定着。ブンデスリーガでの1年目は重要な役割を求められる厳しいシーズンとなったが、一方でセンターバックとしてのフィジカルや運動能力には大きな注目が集まった。

「僕はスーパーストライカーだったんだ」。リオ五輪の銀メダリストはストライカーとしてゴールを量産していたユース時代を振り返ってそう語る。「(なぜDFになったかのかは)説明できないよ(笑)。当時の監督が僕の体格を考慮して徐々に後ろのポジションにシフトしていったんだ。するとプレーも良くなっていった」

ホッフェンハイムで磨き上げた技術

ズューレはホッフェンハイムでの3年半で粗削りな才能を磨き上げ、最終ラインで存在感を示してきた。チームへの適応能力を持ち、監督の下で多くを学んできたが、「プレーの質は人から学ぶことができない」という独自の哲学を持っており、それは世界最高のチームでも彼の成長を後押しするはずだ。

バイエルン・ミュンヘンのカールハインツ・ルンメニゲ社長はズューレの獲得について、「クラブの将来のための投資」としているが、本人は来季加入してすぐにインパクトを残すことも可能だと考えている。実際に今季はジェローム・ボアテング、マッツ・フメルス、ハビエル・マルティネスらセンターバック陣がそろって離脱する事態も発生。同様のことが起これば、ズューレにも出番は巡ってくるはずだ。

「僕はボアテングに似たタイプの選手」

ドイツ代表でのプレーが彼の新たな価値を示した。積極的にボールを前へ運ぶプレーは元ブラジル代表のルシオを、相手ボックス内で脅威となるプレーは元ベルギー代表のダニエル・ファン・ブイテンを彷彿とさせる。しかし、ズューレが最も一緒にプレーすることを切望しているのはバイエルンの先輩だ。

ズューレはこう語る。「自分はボアテングと似たタイプだと思う。彼は僕の目標とする選手であり、彼から多くのことを学んできた」。来季、そのボアテングとともに進化を続けることができれば、ズューレはクラブで、そしてドイツ代表でも、自身にとってのアイドルの後継者となれるかもしれない。

- © gettyimages / Pedro Vilela