レバンドフスキは古巣ドルトムントとの公式戦8試合で5ゴールを挙げている - © © gettyimages
レバンドフスキは古巣ドルトムントとの公式戦8試合で5ゴールを挙げている - © © gettyimages

王者が“デア・クラシカー”必勝を期す

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ホッフェンハイム戦のドローが奮起を促す

首位バイエルン・ミュンヘンが第10節のホッフェンハイム戦に1ー1で引き分け、2位ライプツィヒに勝ち点で並ばれた。ホームで王者らしからぬドローとなったが、取りこぼした勝ち点を嘆いている間もなく、インターナショナルウィーク明けの11月19日にはドルトムントとの大一番、“デア・クラシカー”が控えている。

ここ数シーズン、リーグの覇権を争ってきたドルトムントとの伝統の一戦は、最大のライバルを大きく突き放すチャンスでもある。しかし、ハンブルガーSVを5-2で撃破して勢いを取り戻したドルトムントに負けるようなことがあれば、一気に3ポイント差まで詰め寄られることになる。シーズン前半戦最大の山場を控え、ミュンヘンではホッフェンハイム戦の分析もそこそこにドルトムント戦に向けた準備が始まっている。

ロベルト・レバンドフスキは「次はドルトムントとの一戦が控えている。そこで勝ち点を取ることが大事だ」と、代表戦の先にある古巣との対決を見据えている。今季のバイエルンは引き分けが3度と勝ち点の取りこぼしが目立つだけに、ここで試合を落とすことだけは絶対に避けなければならない。

ホッフェンハイム戦での引き分けは、バイエルンの5連覇が決して既定路線ではないことを示した。だが、レバンドフスキは思わぬ足踏みだったことを認めつつも、それがチームの奮起を促す材料になると見ている。「いつも同じようにシーズンが進むわけではない。毎年のように10ポイント差をつけて独走することはできないんだ。今季は3位以内の争いが熾烈だ。勝って万事オーライと思ってしまうよりは引き分けのほうが良かったのかもしれない」

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