ハンブルクが残留する5つの理由
2016/17シーズンのブンデスリーガも残り3試合となった。現時点では7チームに降格の可能性があり、残留争いは史上まれにみる混戦となっている。酒井高徳がキャプテンを務めるハンブルガーSVは第31節を終え、降格圏の16位に沈んでいるが、同クラブが今季も残留するであろう5つの理由を説明する。
(1)唯一無二
ブンデスリーガ初年度の1963/64シーズンに参戦していた16クラブ中、現在もブンデスリーガに所属するのはハンブルクとケルン、アイントラハト・フランクフルト、シャルケ、ヘルタ・ベルリン、ブレーメン、ドルトムントの7クラブのみ。その中でハンブルクは唯一2部に降格したことがなく、54シーズンもトップリーグに居続けている。1978/79、1981/82、1982/83シーズンにはドイツ王者に輝き、これまでブンデスリーガでは1位〜16位まで全ての順位を経験してきた。しかし、最終順位が17位・18位になることだけは、決してなかったのだ。
2017年8月24日17 時、ブンデスリーガ開幕戦のキックオフから時を刻んでいるスタジアムの時計は「54年0日0時間0分0秒」と表示されるであろう。