ハノーファー好調の理由を動画で解説
9月15日のブンデスリーガ第4節初日、酒井高徳が所属するハンブルガーSVに勝利した昇格組ハノーファーは、暫定ながら1969年以来となる首位に立った。なぜ彼らが快進撃を続けているのか、その理由を戦術面から解説していく。(※上記動画の音声は独語。以下はその翻訳&概要)
・昇格組ながら、ハノーファーは第5節終了時の失点がたったの2。ドルトムントに次いで2番目に少ない。
・マーティン・ハーニク「我々の強みはディフェンス。昨季ブンデスリーガ昇格を果たした理由はそこにある」
・守備はチーム全員で行う。第4節ハンブルク戦では、敵がビルドアップを行う際、敵陣内でも基本的にマンツーマンに近い守備陣形を取っていた。
・これにより、ボールを奪うことができれば、敵のゴールまで約20m。即座にシュートチャンスを迎えられる。
・第2節シャルケ戦も同じ。ティロ・ケーラーがボールを持った段階で、ハノーファーの選手がほぼマンツーマンで、他のシャルケ選手をマーク。
・プレッシャーを受けたケーラーはパスミス。そして高い位置でボールを奪ったハノーファーは、これを決勝点につなげた。
・第4節初日が終了し、ハノーファーは暫定首位に。同クラブが順位表のトップに立ったのは、1969年以来の出来事。
・アンドレ・ブライテンライター監督「40年以上ぶりの首位は素晴らしい。これを続けていかなければ」
・快進撃を続ける理由は攻撃にも。このシーンでは、ハンブルクは自陣ペナルティーエリア内に9人を配置しており、ここだけを見ればハンブルクが数的有利。
・しかしゴール前の最も危険なエリアでは、ハノーファーが4対3で数的有利を保っている。これがハーニクのゴールにつながった。
・開幕節マインツ戦での、カウンターのシーン。ハーニクがドリブルで進む際、マインツは7人が戻り、ハノーファーよりも2人多い。
・しかし、ハノーファーの選手は、左サイドへ展開したハーニクを含む全員が、ゴールに最も近いエリアへ走り込む。
・ゴール正面の危険なエリアで、ハノーファーは4対3の数的有利。そしてハーニクのゴールにつながった。