ドルトムントの新戦力、ハキミについて知っておきたい5つのこと
ドルトムントがモロッコ代表DFアクラフ・ハキミを2年間の期限付きでレアル・マドリード(スペイン)から獲得した。レアルでの将来的なレギュラー獲得を目指し、ドイツで実戦経験を積むことを選んだ19歳のサイドバックについて紹介する。
レアルで英才教育を受けた有望タレント
8歳でレアル・マドリードの下部組織に入団し、世界一のクラブで着実に成長。18歳でリザーブチームの一員となった。2017年にはダニエル・カルバハルのバックアッパーとしてトップチームへスピード出世。その時のことを本人は「レアルのようなビッグクラブでプレーするのが夢だった」と語っている。同年10月のエスパニョール戦でリーグデビューを飾ると、シーズン終了までに2ゴールをマーク。先輩のカルバハルは「学習意欲が旺盛で大きな才能を持った選手」と称えている。
スペイン生まれのモロッコ代表
生まれはマドリード近郊のヘタフェだが、代表チームは両親の母国であるモロッコを選択。スペイン代表からも誘いがあったが、「子どもの頃からモロッコ代表としてプレーしたいと思っていた。国を代表して戦うことを誇りに思う」と語るハキミにとって、モロッコ代表でのプレーは自然な選択だった。
クラブと代表で国際舞台を経験
この秋にようやく20歳になる若手ながら、すでに数多くの国際舞台を踏んでいる。昨季は欧州チャンピオンズリーグ(CL)のトッテナム戦で先発に抜擢され、持ち前の攻撃力で目の肥えたサポーターを納得させるパフォーマンスを披露した。2016年11月にデビューを飾った代表では、すぐに主力に定着して母国のロシア・ワールドカップ出場に貢献。本大会ではグループリーグの全3試合にフル出場を果たした。