ドルトムント所属アカンジ「我々にはどんな時でも追いつける力強さがある」
ブンデスリーガ第11節2日目が11月10日に行われ、香川真司が所属するドルトムントは本拠地でバイエルン・ミュンヘンとの「デア・クラシカー」に臨み、3ー2で勝利した。この試合で右CBとしてフル出場したドルトムントのマヌエル・アカンジが、90分間の戦いを終えてインタビューに応じている。 ※「デア・クラシカー」のマッチレポはこちら ※バイエルン守護神マヌエル・ノイアーの「デア・クラシカー」終了後インタビューはこちら
――外から見ていた者としては、非常にスペクタクルな試合でした。ピッチの上ではどのように感じていましたか?
アカンジ まったく同じ気分です。先制点を奪われるも、その後チャンスを作り同点に追いついて、再び2分後にリードを奪われ、また同点に追いつく、そしてさらにチャンスを作る…ようやく3ー2で我々がリードを奪えた瞬間はとてつもない喜びでした。
――序盤は苦しい内容でしたね。
アカンジ 前半のバイエルンは非常に素早いテンポでプレーしてきました。しかし我々はその中でもチャンスを作り出せましたし、マルコ・ロイスが裏へ突破してシュートを放ったシーンなども、かなりの決定機でした。ハーフタイムには監督も「バイエルンが前半のテンポを後半もずっと続けられることはない」と言っていました。
――バイエルンが開始からフルパワーで臨んできたことに驚きはありましたか?
アカンジ いえ、驚きはありませんでした。彼らは、彼ら自身がドイツのナンバーワンであることを常に示していたいチームですからね。しかし我々のパフォーマンスは、バイエルンのサッカーに対抗しうるものでした。決して諦めませんでしたし、常に戦い続けていました。
――ハーフタイム中に、ルシアン・ファーブレ監督から具体的にどういう指示を受けたのでしょうか?
アカンジ さきほども言いましたが、「バイエルンは素早いテンポで戦っている。しかしこれを90分間続けるのは非常に難しい」ということです。バイエルンが前半のリズムを後半もずっと保てるわけがないと、監督は考えていたようです。そして監督は、後半を戦うためのパワーがまだ我々には残されていることを分かっていました。そして実際にピッチの上で選手たちがそれを証明したのです。
――後半にそれを感じる場面もありましたか?
アカンジ 我々が多くのチャンスを作り出していた時ですね。もちろんバイエルンに2点目を入れられた時は非常に苦しかったのですが、我々はプレーをやめませんでした。私はプレー中ずっと「この試合に勝てる」と感じていましたし、幸運にもその通りの結果になりました。