ヤルモレンコについて知っておきたい5項目
香川真司が所属するドルトムントは8月28日、ディナモ・キエフからアンドリー・ヤルモレンコを獲得したことを発表した。2021年6月30日までの長期契約を結んだ27歳のウクライナ代表について、知っておきたい5項目を以下に紹介していく。 ※ヤルモレンコ獲得のニュースはこちら
【1:旧ソ連生まれウクライナ育ち】
旧ソビエト連邦サンクトペテルブルクに生まれたヤルモレンコは、幼い時に両親の祖国であるウクライナに家族で移住。首都キエフから北北東に150kmほど離れたチェルニヒウで育ち、13歳の時に初めて名門ディナモ・キエフのユースチームの門を叩いた。しかし、「何かが嫌いだったわけではないし、他の何かが好きだったわけでもない。ただ単に、あの時の自分はまだフィジカルも弱かったし、練習についていくのが大変だったんだ」とヤルモレンコが回顧したように、わずか1年で地元へ帰ることになった。
【2:ニュー・シェフチェンコ】
デスナ・チェルニヒウでプロデビューを果たした半年後の2007年1月、再びディナモ・キエフに戻ったヤルモレンコ。移籍直後は同クラブの2軍に所属するも、2008年5月のボルスクラ・ポルタバ戦でトップチーム初出場を記録し、さらに決勝点もマークした。当時、ウクライナのジャーナリストたちは「ニュー・シェフチェンコ到来」と、新たなヒーロー誕生に騒いでいたが、「ゴール前の混戦で、ボールが自分の前に来たから、それを押しこむだけだった。ただラッキーなだけだよ」と、本人はいたって冷静にそのシーンを振り返っていた。