マッケニーのポジション変更を検討しているというテデスコ監督 - © © imago
マッケニーのポジション変更を検討しているというテデスコ監督 - © © imago

テデスコ監督は“ペップ二世”?

xwhatsappmailcopy-link

今季からシャルケを率いているドメニコ・テデスコ監督は、ベンジャミン・スタンブリとマックス・マイヤーのポジションをそれぞれ右サイドバックと守備的MFに変更して成功を収めた。その指揮官の次のコンバート対象はアメリカ代表MFのウェストン・マッケニーのようだ。

マッケニーもスタンブリと同様に本来はMFで、今季前半戦は中盤の選手としてブンデスリーガ14試合に出場した。しかし、テデスコ監督は2018年の最初のゲームとなったヘンク(ベルギー)との練習試合でマッケニーを3センターバックの中央で起用。試合後半、マッケニーはナルドに代わって最終ラインでプレーした。「以前からマッケニーをセンターバックとして使ってみたいと思っていたんだ。彼は空中戦が得意だし、強さもある。何に対しても準備ができているんだ」。試合終了後に指揮官はそうコメントしている。

テデスコ監督は選手のポジションを変更することに全く躊躇がない。そしてコンバートを成功させる才能を持っているという点で、かつてバイエルン・ミュンヘンを率いていたペップ・グアルディオラ監督を彷彿とさせる。現在マンチェスター・シティ(イングランド)を率いるグアルディオラ監督は、バイエルンを指揮した3年間で右サイドバックのフィリップ・ラームを守備的MFとして、MFのヨシュア・キミッヒとハビ・マルティネスをセンターバックとして試した。

前半戦は2位と上々の結果を残したシャルケは、今季の目標を欧州チャンピオンズリーグの出場権が得られる“4位以内”に設定している。「あらゆる不測の事態に備えなければならない」と話すテデスコ監督の選手起用法から今後も目が離せない。

- © imago