日本代表、6大会連続6回目のW杯出場決定!
ロシア・ワールドカップの出場を懸けたアジア最終予選が8月31日に埼玉スタジアムで行われ、オーストラリアを2ー0で下した日本が6大会連続6回目のワールドカップ出場を決めた。 日本 2ー0 オーストラリア
勝てば6大会連続のW杯出場が決まる大一番。ホームの大歓声を受けた日本がキックオフ直後から積極的に攻撃を仕掛け、開始2分にCKから酒井宏がファーストシュートを放つ。対するオーストラリアも8分にCKから最初のチャンスを作ると、持ち前の対人の強さと細かいパス回しで日本の勢いを遮断。試合は徐々に一進一退の様相を呈していく。
それでも日本は14分に乾が際どいミドルシュートを放つと、16分にはまたもCKから酒井宏がヘディングシュート。さらに23分には相手のパスミスを拾った大迫(ケルン)が自らシュートまで持ち込んで相手ゴールを脅かす。38分にはレッキー(ヘルタ・ベルリン)のシュートがポストを叩いて肝を冷やすシーンもあったが、41分、日本に待望の瞬間が訪れる。左サイドを攻め上がった長友の折り返しをゴール前でフリーになった浅野(シュトゥットガルト)が押し込んで先制。おなじみの“ジャガーポーズ”に6万の大観衆が歓喜した。
後半に入るとオーストラリアも圧力を強めてくるが、日本は大迫の巧みなポストワークから浅野、乾が効果的にサイドを突いて相手に主導権を渡さない。70分には日本にとっての“天敵”ケーヒルが投入されて、さらにピンチの場面が増えるが、日本守備陣はGK川島を中心に体を張った守備で得点を許さない。
すると83分、バイタルエリア左でボールを拾った井手口が、自ら中央に切れ込んで右足を一閃。強烈なシュートがゴールネットに吸い込まれ、日本に貴重な追加点をもたらした。試合はこのまま2ー0で終了。日本が1試合を残してロシア行きの扉をこじ開けた。