ゴメス(中央、33番)はドレスデンとの練習試合でウォルフスブルク移籍後初ゴールを決めた - © © gettyimages / Ronny Hartmann/Bongarts
ゴメス(中央、33番)はドレスデンとの練習試合でウォルフスブルク移籍後初ゴールを決めた - © © gettyimages / Ronny Hartmann/Bongarts

ゴメスが移籍後初ゴール

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この夏、マリオ・ゴメスを獲得して周囲をあっと驚かせたウォルフスブルク。彼らがドイツ代表FWを獲得した理由を、移籍後初となる実戦に登場したゴメスが早くも示してくれた。

ゴメスはデュナモ・ドレスデン(2部)に1-0で勝利した練習試合で決勝点をマーク。25分、マーセル・シェーファーからのクロスを混戦の中からヘディングで合わせ、チームに勝利をもたらした。

ディーター・ヘッキング監督は「マリオにとっては、現在の状態を知るいい機会になったと思う。ゴールを決め、チャンスにも4度絡んでいた。本人も本調子にそう遠くないことをつかんだはずだ」とゴメスの順調な仕上がりに目を細めた。

ブンデスリーガで素晴らしい成績を残してきたゴメスの復帰を待ち望む声は次第に高まっている。そして、名だたるライバルやチームメートのゴメスに対するコメントからは、ブンデスリーガの選手間でいかに彼が注目された存在なのかというのが伝わってくる。

- © gettyimages / Ronny Hartmann/Bongarts

レバンドフスキ「ゴメスはライバルの一人」

2シーズン連続得点王を目指すロベルト・レバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)は、ゴメスを油断できないライバルだと見ている。スポーツ誌『Sport Bild』のインタビューで「どのリーグに行ってもコンスタントにゴールを決められることを証明している。チームの調子に左右されることなく、多くの得点を挙げられるスーパーFWだ」と語り、その実力を称えている。

ゴメスのゴール量産に期待している一人が、ウォルフスブルクのクラウス・アロフスSDだ。アロフスSDは「具体的な数字を挙げることはしないが、マリオはどこにゴールがあり、どう決めるべきか知り尽くしている選手だ」と、ゴメスのストライカーとしての嗅覚に大きな信頼を寄せる。

アロフスSDが語ったとおり、ゴメスの得点率は113分に1点というハイペースを誇る。これはブンデスリーガの現役選手の中でトップというだけではない。リーグの歴史の中でも彼のペースを上回るのはゲルト・ミュラーただ一人だ。