今季リーグ戦で未だ勝利のないケルンの守護神ホーンがバイエルン戦後、インタビューに応じた - © © gettyimages / Alexander Hassenstein
今季リーグ戦で未だ勝利のないケルンの守護神ホーンがバイエルン戦後、インタビューに応じた - © © gettyimages / Alexander Hassenstein

ケルンGKホーン「1試合も無駄にはしない」

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大迫勇也が所属するケルンは12月13日にアウェーで行われたバイエルン・ミュンヘン戦に0ー1で敗れ、ブンデスリーガ第16節を終えて3分13敗となった。チームは今月3日にペーター・シュテーガー監督を解任し、年内は同クラブU-19のシュテファン・ルーテンベック監督が暫定的に指揮を執ることに。また、6日にはアーミン・フェー氏がゼネラルマネジャーに就任し、チームの立て直しを図っている。大迫やジョン・コルドバ、ヨナス・ヘクターら多くの主力をけがや病気で欠き、厳しい戦いが続いているが、バイエルン戦後にGKティモ・ホーンにインタビューを行った。

ーー今節も勝ち点を獲得することはできませんでしたが、前節フライブルクとの3ー4の逆転負けの時とは違う気分ではないでしょうか?

ホーン フライブルク戦はかなり残酷でしたからね。あの日の後もなかなか顔を上げることができず、引きずりました。そして、シーズンで一番難しい試合のためにミュンヘンへと発ったわけですから、容易な仕事ではありませんでした。僕たちは可能な限りのことを試しました。僕の見解では、昨季のバイエルン戦(1ー1)よりもチャンスの回数は多かったと思います。前半はペナルティーエリア内で2回、シュートまで持ち込めるシーンがありましたが、GKトム・シュターケに対応されてしまいました。運に見放されることも多かったです。でも、 ベストメンバーを揃えてきたバイエルン相手に最終的には1失点で抑えられたので、よかったです。だから、チームを褒めたいと思います。

ーー試合前はバイエルンのゴール祭りになるのではと言われていました。そういったことが逆にケルンの選手たちにとってはモチベーションになったのでしょうか?

ホーン 僕たちはそのことに反論したくて、自分たちの仕事をしました。監督も事前にはっきりと言っていました。わずか1失点に抑えられたので、僕たちはある程度は満足しています。ただ、自分たちも点を取り返さなければいけなかったのに、それができずに負けてしまいました。うまくはいきませんでしたが、よくやりました。バイエルンが90分間にわたって力を発揮していたわけではないとも言えますけどね......。それでも、このようなチーム相手にはまずは屈してはいけないですし、そのようにやりました。

- © gettyimages / Alexander Hassenstein

ーー特にフライブルク戦のような惨敗を喫した後、どのように毎回、立ち上がるのでしょうか?

ホーン 監督はチームのために心血を注いでくれています。この任務に本当に意欲を持っています。彼はあらゆることを試していますし、選手たちとたくさん話します。ビデオを見せながら試合中のシーンを振り返ったり、選手との個別ミーティングをするなど、僕たちの能力を引き出そうと、1試合も無駄にはしないようにしています。フライブルク戦の前半は素晴らしいパフォーマンスでした。しかし、その後は崩れてしまった。それは負傷者が続出しているため、自分たちのコンディションが十分ではないからかもしれません。今日の試合では最後の最後まで全てを出しました。残念ながら、それが十分ではありませんでしたが......。僕たちはアーミン・フェーをゼネラルマネジャーに招聘できたことを非常に喜んでいます。彼こそこのような状況において適任者です。チームのプレッシャーも少し軽くしてくれました。 非常に難しかったですが、今日の試合はこれまでより少し気を楽にしてプレーできました。

- © gettyimages / Matthias Hangst