ヨンカー監督、独占インタビュー
ディーター・ヘッキング、バレリアン・イスマエルという2度の指揮官更迭に踏み切り、残留争いに巻き込まれていたウォルフスブルク。しかし、アンドリース・ヨンカー監督の就任以降、ブンデスリーガ3試合で2勝1分と、明らかな改善の兆しが表れている。そこで当サイト独語版は、このリーグ中断期間を利用し、同監督との独占インタビューを敢行。オランダ人指揮官の胸の内へ迫った。
――あなたはシーズン残り3分の1となったところで、監督を2人も解任してきたチームを率いることになり、ひとまず序盤はうまく乗り切りました。何か秘訣でもあったのでしょうか?
ヨンカー監督 このようなシチュエーションに役立つ“虎の巻”のようなものは、私にはありませんよ(笑)ただ、最初の2日間に私がやったことなら話せますが。
――お願いします。
ヨンカー監督 私が最初の2日間でやった3つのこととは、よく観察すること、よく聞くこと、そして話すことでした。すべては「いったいこのクラブで何が起きているのか」を知るためです。
――その結果はいかがでしたか?
ヨンカー監督 月曜にウォルフスブルクに到着し、すぐにマーセル・シェーファー、ディエゴ・ベナーリオの2人と話しました。そしてその日の練習が終わった後には、さらに8人の選手とも会話しましたね。すると、10人が10人とも「チームは毎回100%の力で戦っているわけではない」というようなことを話していました。だからまず選手には「我々は『今からどんな時も100%を出し切って戦う』という風に変えていこう」と伝えました。私のゲームプランを選手にプレゼンテーションできた時は、もう木曜でした。