中盤の底で好プレーを見せているシャルケのマイヤー - © © imago / Team 2
中盤の底で好プレーを見せているシャルケのマイヤー - © © imago / Team 2

新ポジションで輝きを放つマイヤー

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かつてピッチの高い位置で創造性溢れるプレーを見せていたシャルケのマックス・マイヤーが、より深い位置に陣取り、ブンデスリーガで2位に浮上したシャルケの攻撃を支えている。ドメニコ・テデスコ監督の改革はまだ始まったばかりだが、昨季から著しい向上を見せているようだ。

昨季のシャルケは開幕5連敗とつまずき、第12節終了時点で8位に甘んじていたが、今季は1年前に比べて6ポイントも多く勝ち点を獲得。実に5年ぶりに2位に浮上するなど、テデスコ監督によってもたらされた変化は素晴らしい結果を生んでいる。

昨季からの大きな変化の一つがマイヤーのポジションだ。これまでよりも中盤の深い位置でプレーし、慣れ親しんだものとは全く別の役割を遂行しながら高いパフォーマンスを見せている。これはテデスコ監督の戦術的手腕と言えるだろう。

マイヤーは新たに与えられた守備的なポジションでも優れた能力を発揮しているが、このポジション変更は10月に現役引退を発表した元イタリア代表のアンドレア・ピルロが歩んできた道と似ている。ピルロはブレシアでプレーしていたキャリア初期に、カルロ・マッツォーネ監督の下でトップ下から最終ラインの手前へとポジションを変更。このコンバートがミランで花開き、レジェンド誕生のきっかけとなった。マイヤーがこのポジションで成長していくために、これほど素晴らしい手本はないだろう。

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