前半はドルトムントが優勢に試合を運んだが、GKノイアーが何度もチームを救った - © © imago
前半はドルトムントが優勢に試合を運んだが、GKノイアーが何度もチームを救った - © © imago

ノイアー「ドルトムントとの対戦は毎試合、勝ちたい」

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バイエルン・ミュンヘンは8月14日、ドイツ・スーパーカップでドルトムントを2-0で下し、2016/17シーズン最初のタイトルを獲得した。20本のシュートを打たれながら無失点に抑えた守護神マヌエル・ノイアーが試合後、インタビューに応じた。

——今季最初のタイトル、おめでとうございます。ピッチ上でもロッカールームでもすでにお祝いされたのでしょうか?

ノイアー もちろんです。ドイツ・スーパーカップはここ数年、ますます価値のある大会になりました。それに僕たちは3年連続でこのタイトルを逃してきたわけですから、やっと獲得できてうれしさもひとしおです。ドイツ・スーパーカップの勝者、とっても良い気分ですよ!

——新しいシーズンに向けて、良い兆しですね。

ノイアー そうとは言い切れないと思います。過去3年は他のクラブ、ドルトムントとウォルフスブルクがこのタイトルを手にしましたが、実際にシーズンの終わりにブンデスリーガで優勝したのは僕たちでした。

——ということは、バイエルンにとっては不吉かもしれないと?

ノイアー (笑)いいえ、そうとは言えませんよ。基本的にドルトムントとの対戦は毎試合、勝ちたいわけです。これはテストマッチでも親善試合でもなく、試合時期も関係ありません。ドイツで最強の2チームによる試合であり、とにかく勝ちたいのです。

ポゼッション率は約45%

——特に前半はドルトムントにチャンスが多かったです。ノイアー選手は何度もセーブしましたが・・・。

ノイアー 僕たちは選手全員がチーム練習に合流してからまだ1週間です。一方、ドルトムントも(ドイツ)代表選手は先発しませんでした。ドルトムントは(ドイツ代表以外の)そろっている選手だけで、すでにトレーニングを重ねていることにお気づきになったでしょう。僕たちには明らかに、まだ足りない部分があることも見てとれたと思います。結果については満足できると思います。しかし、これまでのドルトムント戦のように試合を支配することができなかった。だから以前のドルトムント戦とは全く違うように見えたのです。

——バイエルンのポゼッション率はドルトムントのそれを下回っていました。昨季までチームを率いたジョゼップ・グアルディオラ監督の下では、そのような試合を一度も見たことがありません。

ノイアー 確かにそうですね。僕たちにとって普通のことではありません。でも、たまにはそういうこともある。昨季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)での(準々決勝)アトレチコ・マドリード(スペイン)戦もそうでした。ただ、僕たちは今回、立場が逆でしたけどね。あの時はポゼッション率の低いアトレチコが僕らに勝った。そういう試合でも勝つことはできるわけです。このドイツ・スーパーカップで一番重要なのは、僕たちが優勝したこと。この結果については自慢できるでしょう。

——(今夏ドルトムントからバイエルンに移籍した)マッツ・フメルスにとっては、心地よい帰還ではありませんでした。ブーイングを浴びていましたが・・・。

ノイアー マッツは彼の分け前をもらったのでしょう。ブーイングされたのは彼だけではありません。基本的にサッカーファンの中ではそのような感謝の表し方はありません。

——副キャプテンとして、フェリックス・パスラックにファウルをしたフランク・リベリに対し、話さないといけないことはありますか? あのような行為はチーム全体のダメージにつながります。

ノイアー 一番重要なのは、試合終了のホイッスルが鳴ったとき、11人の選手がピッチに残っていて、誰も不必要なレッドカードをもらわないことです。僕たちは軽率なことをしないように気をつけないといけません。