ELラウンド32の第1戦で勝利を収めたドルトムントは、中2日でレーバークーゼンとの上位対決に臨む - © © imago / Chai v.d. Laage
ELラウンド32の第1戦で勝利を収めたドルトムントは、中2日でレーバークーゼンとの上位対決に臨む - © © imago / Chai v.d. Laage

フメルス「良い一歩を踏み出せた」

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「とても感動した」

香川真司の所属するドルトムントは2月18日、欧州リーグ(EL)のラウンド32第1戦でポルトガルの強豪ポルトに2-0で勝利した。試合後、キャプテンのマッツ・フメルスがこの試合や21日のレーバークーゼン戦について語った。

——フメルス選手、ポルト相手に2-0で勝利しました。満足されていますか?

フメルス 自分たちはとてもよい試合運びができたし、この結果は当然だよ。願っていた通りのような結果だね。無失点に抑え、2点差。ほとんどパーフェクトだ。3点目、あるいは4点目を奪うチャンスもあったけれど、これでもとても満足しているよ。

——ドルトムントがあれほどまで試合を支配したことに、ご自身でも驚かれたのではないですか?

フメルス チームはある決め事を基にプレーしたんだ。いつもとはちょっと違う決め事だった。相手の弱点をつき、同時に相手のカウンターを封じ込めるという。それがうまくできたし、ポルトにとってアウェーだったこともよかった。それを自分たちはうまく利用したんだ。

——スタジアムは欧州チャンピオンズリーグ(CL)のような雰囲気でした。サポーターたちはまたコレオグラフィーを用意していましたね。

フメルス 雰囲気は最高だったよ。サポーターたちのコレオグラフィーにもとても感動した。チームの更衣室でもその話題で持ちきりだった。あれはこれまでのコレオグラフィーで最も感動した一つだと、みんなの意見が一致したよ。自分はすでにドルトムントに8年もいて、これまでにも素晴らしいものを見てきたけど、今回のもまた期待以上だったね。

——期待以上と言えば、ポルト戦でのパフォーマンスもこれまでのELの戦いと比較すると、格段に上がりました。

フメルス そうだね。自分たちはまだELでポテンシャルを見せていなかったからね。グループステージの対戦相手にも少し関係があるってことは否定しないよ。自分たちは何%かの力を抜いても、うまくやれて次へ行けるって分かっていた。でも、ポルト相手に見せた戦いで、チームはこの大会で上を目指していることを示したと思う。次のステージへ向けて、良い一歩を踏み出せたね。

——ラウンド16進出の可能性はどれくらいですか? 25日のポルトとの第2戦はどうなるでしょうか?

フメルス まだ勝ち上がってないことは分かっている。ポルトはホーム戦では本当に素晴らしいサポーターがついている。彼らはもっと集中し、果敢に戦うだろう。それを跳ね返し、自分たちのサッカーを貫かなければならない。目標は明確で、ゴールを決めることだ。そうすれば、ポルトにとって厳しくなるだろう。

「突出したキッカー」

——ヌリ・シャヒン選手が355日ぶりに復帰しました。

フメルス みんなが彼のために喜んでいるよ。彼は突出したキッカーだ。先週、トレーニングを再開したの彼の姿を見れば、誰もがまたすぐに準備ができると思っていた。ピッチに立つかどうかは、時間の問題だったんだ。トレーニングでは日に日にパフォーマンスを上げていたし、それで今回の出場につながった。自分たちにとっても、リーグ戦でのオプションが増えてうれしいよ。

——ブンデスリーガ第22節の2月21日(日)、アウェーでレーバークーゼンと対戦します。すでに次の勝負どころですね。

フメルス そうだね、それは良いことだよ。選手たちも、ファンたちも、できれば1カ月に何回もそういう強豪と当たることを望んでいるからね。(レーバークーゼン戦は)大事な一戦となる。

——どんな試合になるでしょうか? 

フメルス レーバークーゼンは後半戦に入って調子がいい。どんなことが待ち受けているか分かっている。ただし、相手はELでアウェーのリスボンで戦ったばかり(対スポルティング/ポルトガル)。自分たちよりも疲れているかもしれない。だから、そのアドバンテージを生かせるようにするよ。

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