フメルスが前回大会でイタリアに敗戦した教訓を語った - © © gettyimages / Alexander Hassenstein
フメルスが前回大会でイタリアに敗戦した教訓を語った - © © gettyimages / Alexander Hassenstein

フメルス、準々決勝イタリア戦「リードされてはいけない」

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ドイツ代表は7月2日、欧州選手権(EURO)の準々決勝でイタリア代表と対戦する。ドイツにとってイタリアは、“苦手とする相手”とされており、前回大会では準決勝で1-2で敗れた。この試合を前に、DFマッツ・フメルスとFWマリオ・ゴメスが会見に臨んだ。

イタリアの戦術を変えるには?

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——試合のリスクについて

フメルス 自分はDFで、全体を考慮しなければならないので、リスクをあまり冒すべきではありません。自分で判断できれば、そうできるでしょうが・・・。以前は頻繁にリスクを冒していましたが、今はむしろ慎重です。

——DFボアテングやGKノイアーと良い連携が取れていることについて

フメルス その理由の一つは、個々のクオリティーにあるのかもしれません。でも、重要なのはチーム全体が守備的な安定を保つことです。ここまではとても良くやっていますので、DFが良い印象を与えているのでしょう。出たい人がピッチに立てるというわけではありません。そうであれば、これほどの印象は与えないでしょうから。

——イタリアの守備と比べられて

フメルス それは褒め言葉と捉えることができるでしょうね。イタリアのカテナチオに当てはまるかは分かりませんが・・・。自分たちはそうではなく、素早くプレスを掛け、失点をしないように心掛けています。自分たちはこの大会で優勝するために、良い道を通っていると思います。

——イタリアとの対戦成績の悪さについて

フメルス 自分はトーナメント形式の大会では一度だけイタリアと対戦したことがあります。2012年のEUROです。でも、自分にとって歴史は関係ありません。それ以降の親善試合での対戦成績は悪くないですし、自分たちのレベルが上がっているということです。イタリアはドイツと同じように、トーナメント形式の大会に強いチームです。だから、打ち負かすのは難しいでしょう。

——2012年のEUROからの教訓は?

フメルス イタリアとの対戦では、できればリードされてはいけないということを学びました。彼らは柔軟性のあるディフェンスラインでうまくやってきます。一番良いのは、自分たちが先制し、イタリアの戦術をちょっと変えることです。

ゴメス「最後は自分たちが勝つ」

——イタリアとの準々決勝について

ゴメス 両チームにとって、とてもインテンシブな試合になるでしょう。でも、最後は自分たちが勝つと確信しています。

——イタリア戦で成果を収めるには?

ゴメス フィジカルが試合を決定づけるとは思いません。というのもイタリアも倒れないでしょうから。とても厄介な試合になるでしょう。自分たちはイタリアをしっかりと見据えますが、彼らもドイツを見据えてくるでしょう。

——イタリアの守備網をくぐり抜けるには?

ゴメス ディフェンスはもちろんとても強いです。ユベントスのようなDF陣がいるクラブ所属の選手にとってはメリットです。でも、バイエルン・ミュンヘンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で、彼ら相手にでもゴールを決められることを見せつけましたからね(※)。

(※)昨季のCL、バイエルンはラウンド16の第1戦で2-2、第2戦で4-2でユベントスに勝利した