ミュラーはDFB杯の準決勝で2得点を挙げ、バイエルンを決勝進出へ導いた - © © gettyimages / Adam Pretty/Bongarts
ミュラーはDFB杯の準決勝で2得点を挙げ、バイエルンを決勝進出へ導いた - © © gettyimages / Adam Pretty/Bongarts

ミュラー「自分は“ミスター・自信家”」

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バイエルン・ミュンヘンは4月19日に行われたドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)準決勝でブレーメンを2-0で下し、決勝に進出した。試合後、2得点を決めたトーマス・ミュラーがインタビューに応じた。

——DFB杯の決勝へ進出した喜びをお聞かせください。

ミュラー この素晴らしい結果にとても喜んでいます。ファンにとっても最高だと思います。(決勝の地)ベルリンへ行ったら、もちろんトロフィーを掲げたいです。きょうの試合内容は90分間、自分たちが思っていたようではありませんでしたが・・・。

——この試合はとてもハードになりましたね。

ミュラー ブレーメンはよくやっていましたよ。自分たちは普通の試合ではありえ得ないほど多くのミスをしました。後半の始め、2-0にするまでは自らの首を絞めてしまいました。総合的には、バイエルンの方がもちろん良いチームでしたが、先制した後の流れは、自分たちが想像していたものと違いました。でも、毎日がクリスマスのよう(に特別)ではありませんからね。このような試合も受け入れ、特質を出さなければなりません。そのようにやりましたし、1対1にひるむことはありませんでした。ただ、次の試合はきょうとは違うようになることを願います。

- © gettyimages / Matthias Hangst/Bongarts

——ブンデスリーガ第31節(4月23日)のアウェーのヘルタ・ベルリン戦で今季の優勝が決まることは望んでいますか?

ミュラー 自分たちが選ぶことができるのであれば、自分たちのファンの前で優勝を決めたいです。自分は今週末でもいいですが、それほど早くはいかないでしょう。それは自分たちの考えるところではなく、外的要因が関わってくるところでもあります。(2位ドルトムントとの)勝ち点7差は良い開きですが、最近スペインで、おそらく世界一のチームに起きたことを考えれば、十分に注意する必要があります(※)。わき見をしてはいけません。土曜日にはまた、タフな試合が待っています。

(※)スペインのリーグで首位のFCバルセロナが直近4試合で勝ち点1しか獲得できず、勝ち点8差からアトレティコ・マドリードに追いつかれた

——シーズンのこの段階でモチベーションやメンタルはどれほど保たれるものでしょうか?

ミュラー 3日ごとにトップレベルの試合をすることは、とても難しいです。常に骨の折れる仕事ですから。自分たちはここ2、3週間も“勝負の週”を戦ってきたわけですし、まだ終わりません。そのためにやらなければいけないことがありますし、そのために必要なタイプでいなければなりません。ここまで乗り越えてきましたし、最後まで戦えることを願っています。ドルトムントが離れない限り、自分たちにとってブンデスリーガの毎試合が決勝のようなもので、本当に多くのことが起こります。常に簡単にいくわけではありませんが、ここ数週間よりも満足いくようにすることはできます。モチベーションはありますが、毎日は100%の力を出せないものです。だから、ヘルタ戦では力を結束させなければなりません。今後は毎回、激しい試合を2-0で制して家に帰ることができれば、自分は満足です。

——欧州チャンピオンズリーグ(CL)でも5月の決勝の舞台へ進みたいと思っていらっしゃるのではないでしょうか?

ミュラー そういう計画です。でも、保証は一切ありません。自分たちは準決勝へ進出しましたが、すべての準決勝進出チームに決勝へ進む可能性があります。 基本的に自分は“ミスター・自信家”ですが、だからこそ今後は自信を持ちながら見守っていきたいと思います。

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