ハノーファー、ミッション・インポッシブル?
ブンデスリーガ2015/16シーズンは残り7試合となった。ここで各クラブの現在の状況をおさらいする。最終回は清武弘嗣、酒井宏樹、山口蛍が所属する最下位のハノーファーをクローズアップ。
チーム状況
ハノーファーが残留に向けて厳しい状況に置かれていることは、事実だ。2部との入れ替え戦に回る16位との勝ち点差はすでに10。第27節終了時点で最下位クラブがこの位置からこれほど突き放されたことは、ブンデスリーガの歴史でこれまでなかった。
人材が不足しているわけではない。また、チーム走行距離は1試合平均116.7kmとリーグ4位の成績。それでも後半戦に入って1勝9敗と勝つことができず、負のスパイラルに陥っている。
ラスト7試合の対戦相手
今後の展望
第27節終了時点で最下位だったクラブが残留したことは、過去に6回ある。昨季はシュトゥットガルトがこれに成功した。とはいえ、この時点で同クラブの16位との勝ち点はわずか2で、その他の降格を免れたクラブも同様に僅差だった。
GKロンロバート・ツィーラーは、前節の17位のアイントラハト・フランクフルトとの試合後、「先週、大きな奇跡が必要だって言ったけれど、次はもっと大きな奇跡が必要だ」と話している。今後、ヘルタ・ベルリンやメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)、シャルケ、バイエルン・ミュンヘンら強豪との試合が残っている。奇跡を信じ、ベストを尽くすしかない。