2015/16シーズンのブンデスリーガもすでに3分の1が経過した。当サイトでは中間査定と題し、日本人選手が所属するクラブの第12節までを振り返る。第3回は内田篤人が所属するシャルケをクローズアップ。

チーム状況

第6節から第10節の間は3位につけていた。現在は5位だが、勝ち点20は4位のヘルタ・ベルリンと同数だ。アンドレ・ブライテンライター新監督の下、第12節までは上出来だったといえる。ルールダービーでもドルトムントに2−3と敗れはしたがシャルケの善戦は光り、試合はサッカーファンを魅了するものとなった。次のバイエルン戦で王者を苦しめることができるか注目だ。そのシャルケの課題は『決定力』。1得点を挙げるために要するシュート数は13本と、シュート成功率が極めて低い。この課題の改善が今後の順位に反映されていくだろう。

トップデータ

  • セットプレーからシュートにつなげた回数が、61回とリーグ最多
  • CKからの得点率はリーグ最高。14回のCKで1ゴールが生まれる確率
  • 明らかなミスからの失点はゼロと、DFにおける集中力の高さを示している

ベストプレーヤー:レロイ・サネ

© DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA

19歳と若いサネは昨シーズンから注目を集めてはいたが、今季の活躍は彼がシャルケにとって欠かせない選手だという印象をさらに強めるものだ。4得点3アシストと得点に関わった数はチーム最多で、重要な勝ち点をもたらしている。また、ドイツA代表としても11月13日に行われたフランスとの国際親善試合でデビューを果たした。

シャルケは第12節まで6回勝利しているが、サネはこのうちの5試合で直接的な貢献をしている。第11節のインゴルシュタット戦では77分にヘディングで同点弾を決めると、続くルールダービーでもスピードに乗った突破からクラースヤン・フンテラーの同点弾をアシストした。

スピードを武器とするサネは試合中のスプリントで時速35kmをマーク。これはダニエル・ギンツェック(シュトゥットガルト)とピエールエメリック・オバメヤン(ドルトムント)と並んでブンデスリーガ最速だ。その屈強さにも目を見張るものがあり、19歳の若さでも相手に当たり負けすることなく、ほぼ半分の1対1のボールの競り合いを制している。

内田篤人

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膝の痛みを抱えていた内田は2015年3月10日、昨季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、レアル・マドリード(スペイン)戦で終了間際に途中出場したのを最後に戦列を離れている。6月8日に手術を受けた直後から日々リハビリに励んでいるが、11月2日にクラブ公式ツイッターで紹介されたインタビューでは「4週間後にはチームの練習に合流できれば」と復帰の目処についても言及した。シャルケの人気者 "ウッシー" こと内田の復帰を待ち望む声は絶えない。

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