2015/16シーズンのブンデスリーガもすでに3分の1が経過した。当サイトでは中間査定と題し、日本人選手が所属するクラブの第12節までを振り返る。第5回は長谷部誠が所属するアイントラハト・フランクフルトをクローズアップ。

チーム状況

フランクフルトのこれまでの戦いは、まるでジェットコースターのようだった。絶好のスタートを切り、第4節までに勝ち点7を獲得したが、その後の5試合は勝利から遠ざかる。 そして、ここ3試合ではまたも上り調子で負けがなく、勝ち点5を積み重ねた。アルミン・フェー監督のカムバックで、フランクフルトの守備は明らかに安定感を増している。昨季の同じ時期にはすでに24失点していたのだが、今季は5失点したメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)戦を除けば失点は12に納まっている。一方、攻撃面ではまだまだ改善の余地を残しており、総シュート数133本とリーグでワースト5位。決定的なチャンスの数も14回に留まっている。

トップデータ

  • フランクフルトはカウンターからのゴール率が非常に高かった。カウンターからの得点は6点で、ホッフェンハイムの7点に次ぐリーグ2番手だった
  • 試合開始15分以内に奪った得点が3点と、こちらもホッフェンハイム(4点)に次ぐナンバー2
  • 決定的なチャンスの場面での得点率が高く、ハノーファーの75%に次いでリーグで2番目の71%だった

ベストプレーヤー:アレクサンダー・マイヤー

マイヤーは膝のけがで昨季の終盤から戦列を離れていたが、今季の第4節ケルン戦で復帰を果たすと、いきなり3ゴールを決めて人々の度肝を抜いた。リーグを通して今季最初の1試合3ゴールは、点取り屋マイヤー自身にとってもブンデスリーガ初のハットトリックであった。

第5節以降もフル稼働し、ヘルタ戦とボルシアMG戦では1ゴールずつを追加。昨季の得点王は、今シーズンもフランクフルトに多くのゴールをもたらしている。

長谷部誠

© gettyimages / Daniel Kopatsch

ウォルフスブルク時代から5年ぶりにフェー監督の下でプレーすることとなった長谷部だが、同監督からの信頼は厚く、代表戦の疲れを考慮されて欠場した第9節のボルシアMG戦以外、全試合で先発を果たしている。ポジションも従来のボランチから、ひし形で形成された中盤の右、そして右SBもこなし、チームに貢献。長谷部自身も複数ポジションを任せられることに意欲的で「どのポジションでも高いクオリティーでできるように」と話している。

中間査定のリンク集へ