2016/17シーズン、前半戦の注目カード
ドイツサッカーリーグ(DFL)は6月29日、2016/17シーズンの日程および組み合わせを発表した。今季は8月26日(金)、バイエルン・ミュンヘンとブレーメンの一戦から幕を開ける。
開幕節(8月26〜28日)
新シーズンの行方を占う開幕戦、日本人選手所属クラブの対戦相手を見てみよう。香川真司が所属するドルトムントは本拠地で武藤嘉紀のマインツを迎え撃つ。昨季入れ替え戦の末にブンデスリーガ残留を果たした長谷部誠のアイントラハト・フランクフルトはホームで内田篤人のシャルケと激突。2回目のブンデスリーガ挑戦となるアウクスブルクの宇佐美貴史の初戦はホームで、ウォルフスブルクが相手となる。また、原口元気のヘルタ・ベルリンは昇格組のフライブルクと、酒井高徳のハンブルガーSVはインゴルシュタットと、大迫勇也のケルンはダルムジュタットと、いずれも本拠地でシーズンスタートを切る。
第2節(9月9〜11日):シャルケ対バイエルン
シャルケのホーム初戦は、王者バイエルンとの一戦から始まる。昨季は1-3、0-3といずれも敗れており、雪辱を果たしたいところだ。
第3節(9月16〜18日):アウクスブルク対マインツ
宇佐美のアウクスブルクと武藤のマインツが相見える。武藤と言えば、1シーズン目の昨季前半戦にゴールを量産し、大ブレーク。第3節は武藤がブンデスリーガ初ゴールと歴代日本人選手最速の1試合2得点を記録した記念すべき節であり、アウクスブルクは武藤が日本人2人目となるハットトリックを達成した縁起の良い相手でもある。終盤戦はけがで欠場となった武藤はチームの主力に返り咲けるか、宇佐美はシーズン序盤にエースストライカーとして名乗りを上げることができるのか、2人のFW対決に注目だ。
第8節(10月21〜23日):バイエルン対ボルシアMG
史上初の4連覇を成し遂げたバイエルンが昨季、唯一勝つことのできなかった相手がメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)だ。1970年代に覇権を争っていた両者の熱いバトルが現在、再燃している。
第9節(10月28〜30日):ドルトムント対シャルケ
ブンデスリーガで最も白熱すると言われるドルトムントとシャルケによる「ルールダービー」がドルトムントのホームで開催される。昨季はドルトムントの1勝1分で、ダービー戦に強い香川が両試合でゴールを挙げた。昨季はけがのため出場のなかった内田だが、今季はルールダービーの日本人対決にも期待したい。
第11節(11月18〜20日):ドルトムント対バイエルン
ドルトムントとバイエルンによる「デア・クラシカー」。昨季前半戦は互いに無敗でこの日を迎えたが、蓋を開けるとバイエルンの5-1の圧勝だった。バイエルンの5連覇を阻むためには、ドルトムントはここでライバルを打ち負かす必要があるだろう。なお、両者はこの試合の前、今季最初の公式戦のドイツ・スーパーカップでも激突する。
第12節(11月25〜27日):ハンブルク対ブレーメン
酒井のハンブルクにとって負けられない一戦がブレーメンとの北部ダービーとなっている。このダービーはこれまでブンデスリーガで104回行われ、ブレーメンの37勝、ハンブルクの34勝、33引き分けとなっている。