ホッフェンハイムからレーバークーゼンに移籍したFWフォラントが新天地での抱負を語った - © © imago / Norbert Schmidt
ホッフェンハイムからレーバークーゼンに移籍したFWフォラントが新天地での抱負を語った - © © imago / Norbert Schmidt

ブンデスリーガ最速ゴール男「新しいこと全てを吸収」

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それは昨季のブンデスリーガ第2節(8月22日)で起こった。世界一のGKマヌエル・ノイアーが守るバイエルン・ミュンヘンから試合開始わずか9秒でゴールを奪った男——。それが今夏、ホッフェンハイムからレーバークーゼンへ移籍したケビン・フォラント(24)だ。当サイトドイツ語版は同選手のインタビューを行い、移籍までの過程や新チームについて話を聞いた。

——フォラント選手のような一流のサッカー選手であれば、多くの選択肢があったと思います。なぜ、その中からレーバークーゼンを選ばれたのでしょうか?

フォラント それはとても長いプロセスでした。昨年からレーバークーゼンのルディ・フェラーSDやヨナス・ボルト氏(マネジャー)、もちろんロガー・シュミット監督とも話し合いを行ってきました。だから、このクラブに来て最初の1秒から、居心地よく感じることができました。それに自分のさらなる成長のために、レーバークーゼンは理想的なクラブです。素晴らしい監督とチームメイトに囲まれ、最高の気分です。プレーのスタイルも自分に合っています。というのも、ホッフェンハイムと似ていますから。それでも、毎日何かを学んでいますし、新しいこと全てを吸収しようとしています。だから、この準備期間と合宿は自分にとって非常に価値があります。

- © imago / Eibner

開始9秒でゴールを決めた選手が2人

- © gettyimages / Koepsel

——カリム・ベララビ選手と言えば、フォラント選手の方が0.3秒、上回っていますよね・・・。

フォラント ブンデスリーガ最速ゴール記録のことですね。

ブンデスリーガ最速ゴールのインフォグラフィックはこちらから

——この記録はフォラント選手にとって、どのような意味があるのでしょうか?

フォラント それほど大きな意味はありません。あの日、何が一番うれしかったかというと、バイエルンからゴールを奪ったことです。それは特別なことなんです。ただ、それが試合開始9秒にしろ、ロスタイムにしろ、例えばケルン戦でも同じことが言えるように、自分にとってうれしさは同じです。もちろん、あのバイエルン戦でのゴールがブンデスリーガの歴史に刻まれたことは知っています。それでも毎日、「やった!僕がブンデスリーガの最速ゴール記録保持者だ」とは考えません。

——レーバークーゼンの強化試合でもすでにゴールを挙げています。

フォラント ゴールを決めて、圧勝するのは、いつでもうれしいことです。でも、ここまでのプレシーズンではブンデスリーガやCLに出場するクラブのようなチームと試合をしているわけではありません。それでも、これらのテストマッチから学ぶことも多いです。例えば、コンビネーションとか走る方向とか。

「スター選手一人ができることよりも多くのことを達成できる」