今季、夢のようなスタートダッシュに成功したシャルケだが、ここにきて公式戦6試合で勝利から遠ざかるなど、その勢いはやや沈静化している。第13節のバイエルン・ミュンヘンとの対戦を前に、チームで最も経験豊富なDFのデニス・アオゴがインタビューに応じ、シャルケの現在地や新監督からの影響などについて話した。

新監督とシャルケの現状

ーーアオゴ選手、今季シャルケは非常に素晴らしいスタートを切りました。その勢いは若干落ちたように見えますが、実際のチームの状況はどうですか?

アオゴ チームが不調に陥っているとは感じていません。現在の状況は、いろいろな原因の結果。われわれは新しい監督を迎えて、彼が持ち込んだポジティブな刺激によって素晴らしいスタートを切りました。ただ、冷静になって観察してみると、試合の結果にはいくつかの幸運も作用していたように思えます。その後、負傷者や出場停止の影響、そして高いクオリティーを持つチームとの対戦で、始めの勢いを維持できなかった。ただ、われわれは、どうすればあの良い状態に戻すことができるか、しっかりと把握しています。

ーーアンドレ・ブライテンライター監督についての現在の印象をお話しください。

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アオゴ 監督に対して最初に持った素晴らしい印象は、今も全く変わっていませんよ。彼はとても感情的、そして誠実な監督で、その性格はシャルケの人々のメンタリティーにとても合っていると思います。自分の意見を真っすぐにぶつけるのも、 全ては彼のオープンで正直な性格が素なので、文句は言えない。シャルケの監督にぴったりの人格だと思います。

バイエルンと対戦

ーー今週末にはバイエルンとの対戦が待っていますが、希望はありますか?

アオゴ 「チャンスはないが、チャンスを生かそう」と言うところでしょうか。バイエルンは常に素晴らしいチームですが、今の彼らは、倒しようがないという状態です。ホームでもアウェーでも関係ありません。ただ、他の誰もが信じなかったとしても、われわれシャルケはチャンスをつかみ取ることを目指していますよ。

ーーあなたはブンデスリーガで270試合以上の出場を果たしている、とても経験豊富な選手です。それでもバイエルンの功績には感心しますか?

アオゴ もちろんです。一番興味深いのは、バイエルンの監督がどんなプランをもっているのか、全く理解できないところです。その他の全てのチームでは試合が始まって数分すれば、監督の意図というものが解るのですが、バイエルンの場合はテレビで見ていても、それが解らないのです 。選手達は突然違うポジションに居て、全く予想できないルートを走ります。グアルディオラ監督がライン際で選手をつかまえて、一体何を伝えているのか想像もできません。バイエルンについては正直、感嘆してしまいます。

若手の星と自身の将来

ーー感嘆といえばシャルケの若手、レロイ・サネもそれに値すると思うのですが?

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アオゴ もし私が彼のように若い頃、あれほど才能が開花していたら、周囲の騒ぎ立てる声にうまく対応できなかったと思いますよ。レロイはしっかりと地に足をつけていて、周りに左右されない。それでいて、批判に対してしっかり耳を傾けられるのです。貪欲に成長を重ねていくことこそが、第一線で長く活躍できるか否かの決め手になることを、良く理解しています。

ーーあなた自身も素晴らしい才能をもって、長年、第一線で活躍してきました。2017年の契約更新の時点で30歳になりますが、将来については?

アオゴ レロイを見ていると自分があのぐらい若かった時のことが、つい最近のように思えるのですが、知らないうちにブンデスリーガのデビューから11年の歳月が経ちました。引退後の生活について、考えることもありますよ。もちろん、シャルケの選手としての野心を失わない程度にね。

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