酒井(左)はハンブルクに移籍後初アシストをマークしたが、チームはシャルケに逆転負けした - © © gettyimages / Stuart Franklin
酒井(左)はハンブルクに移籍後初アシストをマークしたが、チームはシャルケに逆転負けした - © © gettyimages / Stuart Franklin

酒井「攻撃の芽を摘まれてた」

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ブンデスリーガ第24節最終日が3月2日に行われ、酒井高徳の所属するハンブルガーSVは敵地で内田篤人の所属するシャルケに2-3で敗れた。5試合連続でフル出場し、この試合で先制点をアシストするなどチームの全得点に絡んだ酒井が、試合後のインタビューに応じてくれた。

――試合の感想についてはいかがでしょうか?

酒井 まぁ、そうですね、1点取ってからもいい感じでは守ってたんすけど。結局失点のしかたも・・・きょうの試合を通してずっとそうだったんですけど、前線のボールキープができなさすぎるというか、失いすぎるというか。縦にくさびでつけたボールを取られたり、といったものがすごく多かったので。うちとしても後ろから押し上げるのも難しいし、相手は(インターセプトで後ろから)取ったボールなんで勢いを持って(スピードに乗って前に)来るわけなんで、アタックもできないし。そういう意味では、それがすごく目立ったなって。同点にされたシーンも、キープしきれなくて、ちょっとお見合いっぽくなって、シュート打たれて・・・。まぁ(マイヤーの)シュートはスーパーでしたけど、でもそれでもずっとあの形で攻撃の芽を摘まれてたので、「そろそろやめないとやばいぞ」って思ってた矢先だったのでね。それがきょうの試合はずっと向上しなかったです。

――攻撃面では1アシストも記録し、チーム2点目も演出。守備面でもかなり良い働きだったように見えました。

酒井 そうっすね。1-3になった時点で、1-4、1-5になるのだけは本当に勘弁というか。負け方にも良い負け方・・・良い負け方と言ったらあれですけど、修正できる負け方と、ボロボロになる負け方とあるので。11番のベランダが最近はだいぶシャルケの攻撃の中心になってたんで、すごく注意して守ってたし、1回だけ中にドリブルされてチャンスを作られたシーンがありましたけど、それ以外はしっかり対策できてたし、「彼にだけは絶対に点を取らせたくない」と思ってたんで。まぁ自分の感覚ですけど、自分のいる右サイド・・・シャルケの左サイドからはほとんど攻撃されなかったんじゃないかなと思うんで、まぁ守備のほうもうまくできたんじゃないかなと思います。攻撃は、アシストと、最後のほう(のチーム2点目でも)絡めたのもすごく良かったし、試合中もボールを簡単に失わなかったっていうか、全部しっかり味方につなげてたってのはあったんで。